muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

創価グロリア吹奏楽団第21回定期演奏会 本番

ゲネ中のステージから

 池袋の東京芸術劇場大ホールで「創価グロリア吹奏楽団第21回定期演奏会」本番があり、行ってきた。
 当日のプログラムは以下の通り。
〜ウエイティング・コンサート〜
プレリュードとフーガ 変ホ長調(J.S.バッハ)オルガン独奏
〜第1部〜
ニューイングランド讃歌(ジョン・ウィリアムス)
幻想曲ト長調(J.S.バッハ)
喜びの島(ドビュッシー)
クラリネット協奏曲第2番(ウェーバー)
〜第2部〜
オルテンシア-雨中に煌めく硝子の紫陽花(中橋愛生・委嘱・初演)
交響詩「ローマの祭」(レスピーギ)
〜アンコール〜
芭蕉布
21世紀のマーチ
ほか1曲(失念)
 僕は第2部の「オルテンシア」「ローマの祭」のみ出演し、それぞれピアノ、第1ピアノ(連弾)を担当した。
 14:00過ぎからオルテンシアと祭のリハーサルがあり、オルガンの音響チェックなどもした。ピアノは、最初蓋を半開にして始め、その後いったん全開にしたが、結局半開に戻されて、本番も半開で演奏した。
 打楽器の配置をいろいろ試行したりして大変だった。
 本番は「祭」の一部でよくわからなくなってきたりして大いに焦ったが、大きな破綻もなく終えられてよかったと思う。ピアノは、かなり大きく弾いたが、Tutti(総奏)になるとほとんどかき消されていたようだ。とはいえ、僕のピアノパートも何カ所か見せ場があり、そこそこ目立てたのでうれしかった。
 「祭」演奏後、ソロがあった人たちを指揮者が紹介して拍手をもらっていくのだが、僕も指揮者に促され、会場から拍手をいただけてうれしかった。
 前後するが、第1部は楽屋のモニタで聞いていて、クラリネット協奏曲の独奏の人(京都市響の首席ソロ奏者、女性)のテクニックが見事であった。(特にフィナーレ。)
 「喜びの島」はオリジナルはピアノ曲なのだが、吹奏楽編曲にあたって、管楽器の特性に合うように半音高く移調されていた。
 アンコールは、ステージ上で椅子に座りながら聞いていた。2曲目のマーチのときは、指揮者が会場から手拍子を促し、そのテンポで(手拍子と共に)演奏し始めるという趣向だった。
 最終アンコール終了後、指揮者も退場したあと、団員全員で「ありがとうございました!!」と口々に言い、深々とお辞儀したので僕も慌ててそれに習った。で、すぐに頭を上げたらまだ皆さんお辞儀したままだったので、お辞儀し直したりしてばつが悪かった・・・。
 今日は両親と八王子の友達が聴きに来てくださった。遠いところありがとうございました。
 終演後、楽屋ロビーで全員でご挨拶会があった。(恒例だそうで。)ゲストから一言ずつ挨拶を、というところで、いの一番に僕が指名されたので、とっさのことでしどろもどろになりながら挨拶をした。ご挨拶会、「勝利を!」の雄叫びがあったりして非常に迫力があった。
 21:30から池袋の居酒屋で一室を借り切って公式打ち上げがあり、僕も参加させていただいた。ビールをたくさんいただいた。
 打ち上げの席ではいろいろな方とご挨拶を交わし、隣の席に座ってらした、グロリアのアレンジなどを手がけている橋本さんといっぱいお話をした。作曲の話で盛り上がったりして楽しかった。
 打ち上げの席でもゲストによる挨拶があり、またそこでも一番に僕が指名されてしまった。「いつもは(ピアノを弾くとき)静かに静かに演奏することに腐心しているのですが、最初の稽古に伺ったとき、マエストロ(指揮者)から『もっと強く弾いていいよ』と言われてカルチャーショックを受けました」とご挨拶した。
 今日の出演者は全部で100人ほどもいたそうである。大合奏の中でピアノを弾くというのは10年ぶり以上で、貴重な、いい経験であった。
 またいつかこのような機会があればうれしく思う。なお、当日の演奏はライブCDになるそうである。楽しみだ。
 余談だが、東京芸術劇場大ホールは、楽屋というか裏の分煙が徹底されていないのが不満だった。楽屋内は禁煙みたいなのだが、楽屋ロビー(廊下の一角みたいなところ)に喫煙所があって、煙を吸う装置が配置されているものの、ほとんどの煙は垂れ流し状態なので、非常に周り中がたばこ臭いのだ。これには閉口した。なんとかしてほしいものだ。