muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

SPACE FOR YOUR FUTURE ほか4つの美術館

MOTの看板

 都内各地を廻り、いろいろ展覧会を見てきた。以下、見てきた順。
(1)倉橋佳子 メタルビーズ展(日本橋三越)
(2)特別展「美の求道者 安宅英一の眼 ― 安宅コレクション」(三井記念美術館)
(3)SPACE FOR YOUR FUTURE - アートとデザインの遺伝子を組み替える(東京都現代美術館)
(4)MOTコレクション「ポップ道 1960s-2000s」(同上)
(5)ベルト・モリゾ展(損保ジャパン東郷青児美術館)
 初めて行ったもののみ感想を記します。今日は1人で行動した。
●メタルビーズ展
 作者の作るメタルビーズによるバッグは、ファーストレディーや皇族方にも利用され、高い評価を受けている、とのこと。苦労してこの技法を編み出したらしい。華麗なバッグだった。デパートの平日午前中ということもあって、会場は年配の女性ばかり・・・。会場外では「即売会」も開かれ、展示されているようなメタルビーズのバッグが、1つ89万円ほどであった。(高いなぁ。)
 古いヨーロッパの女性服装画、作者のアトリエの様子も展示されていた。
●SPACE FOR YOUR FUTURE
 映像から建築にいたるまで多種多様な現代アート。広い会場をフルに使っているので、1点1点余裕を持った展示。またここでも(いい意味で)「こんなんでいいんだ」と感じた。「四角いふうせん」という、吹き抜けを使った巨大なアルミの風船があるのだが、関係者がいじっていた。(隅っこのアルミを取っていたので中身まで見えてしまった。)
 今が旬の女優、沢尻エリカの百変化を撮った写真もあった。これもアートなのね・・・。(きれいな写真、女優さんでした。)
 展覧会のサブタイトル、「アートとデザインの遺伝子を組み替える」はよくわからなかった。(感じられなかった。)
●ポップ道
 いつも楽しみにしているMOTコレクション。もちろん恒例の、解説ボランティアと回るツアーで。解説があると(特に現代アートは)理解が深まるような「気分」になる。
 今回は「ポップ道」とわざわざ銘打ってあるものの、前回とあまり展示替えはなかったか、少なかったような気がする。
 解説ツアー、参加者は僕1人だけだったので(こんなことは初めて)、ボランティアの人(ちょっと高齢の女性)も僕に「よく(MOTには)来てるんですか?」と尋ね、「特別展の度にいつも」と答えたので、展示替えしなかった作品の説明は省いた。おかげで、通常1時間かかるツアーが30分程度で終わってしまった。「明日の神話」とか同じ説明を何度も聞いても意味ないので、ある意味助かった。
 奈良美智の大きな油絵2点が見られてよかった。前回の常設展にもあったが、そのときはこの作家の名前を知らない状態だったので・・・。
 超リアルなマネキンが3体あった。以前から収蔵していたものだが、展示は今回初めてだという。ちょっと不気味なくらい人間にそっくりであった。
 ツアー終了後、ボランティアの人とちょっと話し、「ディズニーとかジブリとかやると、めちゃめちゃ人が来るけど、ちゃんとチケットの半券に『常設展も見れます』と書いてあるのに、誰も(常設展には)来ませんよね」と言ったらちょっと苦笑された。ボランティアの人は、「『常設展』と銘打つと、いつも同じものを展示していると誤解されて見に来ないので、『MOTコレクション』って言うようにしたんですよ」と話してくれた。
 今日のブログの前半は、MOTのネットカフェ(お茶のサービスはないが、無料で利用できる)から書き込んだものです。