muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

吉村七重の音風景〜ゆかしい和の風景〜

開演前の様子

 昨日のことになるが、銀座フェニックスホールにて、「音草紙 第三十六巻 吉村七重の音風景〜ゆかしい和の風景〜」があり、聴きに行ってきた。
 当日の出演者は以下の通り。
吉村七重(二十絃箏)、三橋貴風(尺八)、田村法子・大谷祥子・松下知代(箏)
 プログラムは以下の通り。
♪八橋検校 六段の調べ
♪吉松隆「風夢の舞」(かぜゆめのまい)〜尺八と二十絃箏のための〜(2006年)<初演>
♪三木稔「三つのフェスタルバラード」〜二十絃箏三面と十七絃箏のための〜(1975年)
♪久留智之「揺の音の数寄」(ゆのねのすき)(2006年)
♪吉松隆「双魚譜」(そうぎょふ)〜尺八と二十絃箏のための四つの古典的寓話抄〜(1986年)
 箏の3人は三木作品のみの出演で、今日のコンサートは大谷さんの関係で伺った。
 会場は初めて行くところで、天井に残響盤はあるものの、平たいので響きは・・・。どこに座ろうか迷ったが、最前列に座った。
 プログラムは、個々の作品がどうというより、全体的に保守的・古典的(?)なものだった。箏の特殊奏法などもあったが・・・。吉松氏のお名前はかねてから知っていたものの、本格的に作品を聴くのは初めてで、なるほどこういう作風だったのね・・・。(会場にも来ていらして、お話が聞けた。)
 プログラム中、「風夢の舞」はCDのために作曲された曲で、演奏されるのは今夜が初めてのことだそうだ。
 「双魚譜」は尺八は暗譜で臨んでらした。
 祥子ちゃんは低音箏を担当。曲によってはマレットのようなもので演奏していた。
 休憩時間には、協賛の酒屋さんと蒲鉾屋さんから、日本酒と蒲鉾の差し入れがあり、聴衆の皆さんに振る舞われた。僕もいただいた。(おいしかったです。)
 実は今日のコンサートは、祥子ちゃんから、二十絃箏のことを知ってもらいたいということでの招待であり、大いに参考になった。(創作欲が刺激される。)
 祥子ちゃん、お疲れさまでした&ありがとうございました!