muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

国宝 薬師寺展 ほか10の美術館、博物館

桜の森

 昨日のことだが、都内各地を廻りいろいろ展覧会を見てきた。昨日は1人で行動した。以下、見てきた順。
(1)ダーウィン展(国立科学博物館)
(2)平城遷都1300年記念「国宝 薬師寺展」(東京国立博物館)
(3)ウルビーノのヴィーナス(国立西洋美術館)
(4)「美しき花」華道25周年記念 假屋崎省吾の世界展(日本橋三越本店)
(5)企画展「三井家のおひなさま」特別展示「丸平文庫蔵 京(みやこ)の人形あそび」(三井記念美術館)
(6)ルオーとマティス(松下電工 汐留ミュージアム)
(7)モディリアーニ展(国立新美術館)
(8)アーティスト・ファイル 2008―現代の作家たち(同上)
(9)開館1周年記念展「ガレとジャポニスム」(サントリー美術館)
(10)シュルレアリスムと写真 痙攣する美(東京都写真美術館)
(11)知られざる鬼才 マリオ・ジャコメッリ展(同上)
(12)丸山コレクション「西アジア遊牧民の染織 〜塩袋・生活用袋物とキリム〜」(たばこと塩の博物館)
 初めて見た展覧会に限って感想を記します。
●ダーウィン展
 進化論のダーウィンの展覧会。パネルに文字が多く、読むのが大変だった。海外からの巡回展だそうで、大規模だった。進化論のファンだったらたまらないと思う。
●薬師寺展
 国宝の大きな仏像が2体あり、上からの眺められるし、(お寺にあるときには見られない)背面も覗けるしで、これだけでもめっけものである。ほかにも国宝、重要文化財が多くあった。
●假屋崎省吾の世界展
 会場に行ったら行列ができていて、そんなに展示会場が混んでるのかと思ったら、假屋崎省吾ご本人が来てサイン会をしていたのだった。会場内の生花はもとより、サイン会も撮影禁止だったので、写真は撮れなかったが・・・。
 大がかりな生花は見事だったが、芸術的価値は・・・? 生花のこと詳しくないのでよくわからない。
●モディリアーニ展
 会期初日。それほど混んでいなくてじっくり絵を見られた。細長い顔のいかにもモディリアーニらしい肖像画もいっぱいあったが、それ以上に初期作品や、「カリアティッド」という原始美術をモチーフにした作品群に注目したい。
●ガレとジャポニスム
 サントリー美術館所蔵のガレが多い。作品の1点1点に説明文が付いているので、読んでいると疲れてくる。おまけに混んでいるので遠目に眺めるしかないし、作品を見てるんだか、説明を読んでいるんだかわからなくなってくるような・・・。
 相変わらず年配女性客ばかりの展覧会。
●丸山コレクション
 遊牧民の絨毯(じゅうたん)やものを入れる袋などの展示物。こちらも作品ごとに説明文なので疲れた。ぱっと見にはそれほどでもないが、かなり見事な作品が多いらしい。
 この日のたばこと塩の博物館では、16:00から「たばこ 歴史探訪の旅」という30分の映像作品を上映していて、休憩がてら見た。昔からいかにたばこが「文化的」なものか、というたばこ礼賛の30分だった。(近年のたばこマナーに関することにも触れられてはいたが。)
 この日は、東京から新橋に移動するときに、山手線が人身事故で止まってしまって大変だったり、帰りの湘南新宿ラインも遅れていて、上野回りで帰ったりと散々だった。
 今日の写真は、サントリー美術館のある東京ミッドタウンで見た「桜の森」という生花。新進気鋭の作家が仕立てたものらしい。