muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

バウハウス・デッサウ展 ほか8つの美術館、博物館

青いキリン

 昨日今日と、都内と横浜を廻り、いろいろ展覧会を見てきた。昨日は母と、今日はマイミクで国連クラシックライブ協会で以前共演した犬飼くんとご一緒した。以下、見てきた順。(国立科学博物館がダブっているのは、2日間とも行ったため。)
(1)ルオーとマティス(松下電工 汐留ミュージアム)
(2)国宝 薬師寺展(東京国立博物館)(1日)
(3)ダーウィン展(国立科学博物館)(2日)
(4)ダーウィン展(同上)
(5)芸術都市パリの100年展 ルノワール、セザンヌ、ユトリロの生きた街 1830−1930年(東京都美術館)
(6)バウハウス・デッサウ展(東京芸術大学大学美術館)
(7)芸大コレクション展(同上)
(8)工藝考―素材へのまなざし―(同陳列館)
(9)ウルビーノのヴィーナス(国立西洋美術館)
(10)特別展「ペリー&ハリス 〜泰平の眠りを覚ました男たち〜」(江戸東京博物館)
(11)熱き心展〜寛斎元気主義〜(同上)
(12)昭和の気品(エレガンス)、横浜の洋画家 木下孝則展(横浜美術館)
(13)横浜美術館コレクション展 平成20年度 第1期(同上)
(14)日本のファッション 写真とイラストでたどる昭和・平成のおしゃれ(同アートギャラリー1)
 初めて見たものと、感想があるもののみ記します。
●薬師寺展
 閉館時間ぎりぎりに行って、なんとか入館させてもらい、音声ガイドも、「本日の貸し出しは終了しました」の札がかかっているのをなんとか頼み込んで借りさせてもらった。(ありがとうございました。)おかげで会場内はかなり空いていたが、早く見なくちゃ〜と思って、音声ガイドもドキドキしながら聴いていた。(ちなみに語りは市原悦子。)
●ダーウィン展(1日)
 平日だったが、この日は18:00まで開館していたため見ることができた。音声ガイドは借りなかったが、説明文の量がとても多いのに、これ以上何をガイドするのだろう・・・。
●バウハウス・デッサウ展
 バウハウスは昔ドイツにあった学校。デザインの模型とか設計図が多かった。
 パウル・クレーとカンディンスキーが講師だった時期もあり、2人の作品も展示されていた。(数が少なかったのが残念だったが。)工業デザインの作品が多かったと思う。
●芸大コレクション展
 高橋由一の「鮭」にまたまた遭遇。バウハウス展の関連展示もあった。あまり印象に残らなかったような・・・。
●工藝考
 若手教員全員の出品による工芸展。陶器やガラス器など、いろいろな作品があった。アンケートに答えれば図録をプレゼントするとのことだが、作品の写真だけで、説明文はなかったのでもらわなかった。こちらもあまり印象に残らず・・・。
●ペリー&ハリス
 前回の「篤姫展」と同時代、日本が開国に揺れた頃の展覧会。条約の銘文などがあった。当時の外人要人に出したお菓子の復元があり、色鮮やかだった。
●寛斎元気主義
 常設展の中の展示。デビッド・ボウイやオノ・ヨーコ着用の服(もちろん山本寛斎デザイン)が展示されていた。(撮影禁止なので撮れず。)また、イベントで使用された原色バリバリの"日本風"衣装が印象に残った。(実際に着た人たちが公演を行っている映像も流れていたが、生で見たら迫力だったろう。)
●木下孝則展
 横浜ゆかりの画家だって。婦人像や花の絵など大量に展示されていたが、どうにも感心せず・・・。東京都現代美術館所蔵の作品もあったので、一応評価はされてるのかな。
 ある展示室で、壁一面にバラを描いた絵ばかり20点以上は並べられていたのが、まるで花屋さんのようで大いに印象に残った。
●横浜美術館コレクション展
 何気に常設展もすごかった。ダリの巨大な絵画3点組が迫力だった。日本画の間では切手になっている絵があり、収穫。
●日本のファッション
 こちらは入場無料の展示。説明文によると、日本のファッションの流行は、20年周期だそうである。1970年代から2000年代までは、大量の写真で当時のファッションを綴っていた。どういう経緯で撮られたものかわからないが、皆スナップ写真で、街角のファッションを撮ったものなので、あまり時代性がわからないものも多かった。(「懐かしい」という感じが稀薄。)
 今日の写真は、上野公園に設置されていた「麒麟」という彫刻。2008年制作だそうだ。ちょうど旧奏楽堂の辺りに何点か彫刻があり、芸大の人の作品だと思う。年度が替わると設置作品も替わるようだ。
 今日は時間的にはもうちょっと廻れそうだったが、夜は横浜で仕事だったため、疲労のことを考えてこのくらいにしておいた。(足が棒になってしまう。)犬飼くん、今日はお付き合いいただきありがとうございました!