muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

韓国美術のリアリズム ほか2つの美術館

府中市美術館にて

 府中と乃木坂で3つの展覧会を見てきた。今日は1人で行動。以下、見てきた順。
(1)民衆の鼓動 韓国美術のリアリズム1945-2005(府中市美術館)
(2)ウィーン美術史美術館所蔵 静物画の秘密(国立新美術館)
(3)エミリー・ウングワレー展−アボリジニが生んだ天才画家−(同上)
 初めて見たものに限って感想を記します。
●韓国美術のリアリズム
 韓国の現代アートとあって、大いに期待して会場に足を運んだ。音声ガイドも借りたし。
 しかし、会場にあったのは「半島統一」「朝鮮戦争」などのテーマに沿ったものばかり。1950年代の作品とかならまだしも、80年代の制作作品もそんなのが多いのだ。(というかほとんどそれ。)まさか現代韓国美術がみんなそうだというわけはないよね? 今回選んできた作品がそういうテーマに沿っていたということだよね?
 なんとも吹っ切れなかった。
 常設展は、夏休みということもあり、子ども向けの展示。作品の展示高さを低くしたり、子ども向けのプログラムに沿っていたり。
●静物画の秘密
 こちらも音声ガイド利用。あまりいい解説ではなかったが・・・。
 今回の目玉はベラスケスの「薔薇色の衣装を着たマルガリータ王女」(肖像画。)柔らかな色彩でなかなかよかった。
 静物画は、知らない人の作品ばかり。楽器から切れた弦が「不協和」を表していたりなど、寓意もある。
 会期始まって間もないので、会場はかなり空いていた。行くんなら今のうちです。(平日の。)
 今日の写真は、府中市美術館ロビーにて。