muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

アイ・ウェイウェイ展 ほか3つの美術館

森美術館にて

 昨日、都内を廻りいろいろ展覧会を見てきた。1人で行動。以下、見てきた順。
(1)生誕150年ルネ・ラリック 華やぎのジュエリーから煌きのガラスへ(国立新美術館)
(2)野村仁 変化する相―時・場・身体(同上)
(3)美しきアジアの玉手箱―シアトル美術館所蔵 日本・東洋美術名品展(サントリー美術館)
(4)アイ・ウェイウェイ展 ― 何に因って?(森美術館)
(5)MAMプロジェクト009:小泉明郎(同上)
 初めて見たものに限って感想を記します。
●シアトル美術館
 縄文時代の土偶から、江戸時代の屏風絵まで、いろいろな東洋美術が並んでいた。結構水準も高いと思った。
 俵屋宗達(だったかな)の絵巻物が、細切れにされて、MOA美術館や個人蔵、後半はシアトル美術館と散逸しているのだが、(全部ではないにしろ)一堂に展示されていてなかなかよかった。
 東洋美術が好きな人にはお勧めです。昨日が会期初日だった。
●アイ・ウェイウェイ展
 中国の現代アート。こちらも昨日が会期初日だった。
 一番衝撃を受けたのが、漢の時代に作られた壺を、作家が落として粉々に割ってしまう様子を、3枚の写真に収めた「アート」。現代アートもここまで来たかという印象。今までもいろいろ現代美術は見てきたけれど、考古物を破壊するのは初めて見た。ほかにも、古代の壺に現代の工業塗料を塗って「カラフルな壺」にしてしまうアートなど。(こういうのを「芸術」とするのは、私はちょっと懐疑的だ。)
 今日の写真は、アイ・ウェィウェィ展から。(撮影可だった。)ぶれているけど、傍らの人間の大きさと比べてほしい。
●小泉明郎
 ビデオアート。作家自身が出演していたりもする。正直ビデオアートは苦手な方なので、あまり長くは見られなかった。
 今日は、午前中美術館に行こうかと思ったが、眠くてキャンセルしてしまった。また今度行こう。