muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

河口龍夫展 ほか4つの美術館

三菱一号館美術館

 23日と今日、都内でいくつか展覧会を見てきた。1人で行動。以下、見てきた順。
(1)河口龍夫展 言葉・時間・生命(東京国立近代美術館)
(2)権鎮圭(Kwon Jinkyu)(同上)
(3)染野夫妻陶芸コレクション― リーチ・濱田・豊藏・壽雪 ―(同工芸館)
(4)一丁倫敦(ロンドン)と丸の内スタイル展(三菱一号館美術館)
(5)パリに咲いた古伊万里の華(東京都庭園美術館)
 今回はすべて初めてだった。
●河口龍夫展
 現代アート。石の中に細長い蛍光灯を貫通させた作品が最初にあり、結構刺激された。その他、堅い金属で封印した箱の中にいろんなものを入れて、しかし封印してあるので誰も中身を見ることはできないとか、コンセプトのアートを感じさせた。現代アートは多種多様でおもしろい。
●権鎮圭
 韓国の現代彫刻。作家は、自ら命を絶った人。馬や人物像(胸から上)の彫刻が並んでいた。あまり印象はない・・・。
●染野夫妻
 染野夫妻は、その遺産の陶芸コレクションを、東京国立近代美術館に寄贈した。そのお披露目。昭和40年代の作品を中心に、多彩な陶芸作品が並んでいた。味わいのある器が多かった。
●一丁倫敦
 三菱一号館美術館は、来年4月に正式オープンする新しい美術館。すでに建物はできあがっていて、今回の展覧会はプレオープンと言ったところ。丸の内にあり、JR東京駅と有楽町駅の中間くらいに位置する。
 今回の展覧会は、美術館復元のプロジェクトの記録と言ったところか。昔の丸の内(官庁街)の重厚な石建築の建物群写真や、実際の建築破片などを展示していた。
 美術館は中がやたら入り組んでいて迷路みたいだった。(今回初めて訪れた。)
 今日の写真は、この美術館の建築途中に撮った、作業員たちの写真。(撮影可だった。)
●古伊万里の華
 1600-1700年代の古い古伊万里。大振りの壺や皿が多かった。ルイ15世当時のものもあるという。
 ヨーロッパで流行した(であろう)東洋趣味が、こういった古伊万里で活かされていた。
 なんとも贅沢な色鮮やかな壺や皿。目を見張った。
 今日は雨がひどくて、移動が大変だった。