オルセー美術館展 パリのアール・ヌーヴォー ほか4つの美術館
1人で都内を廻り、いろいろ展覧会を見てきた。以下、見てきた順。
(1)オルセー美術館展 パリのアール・ヌーヴォー(世田谷美術館)
(2)和のいろ・かたち―日本画と工芸作品を中心に 第2期収蔵品展(同上)
(3)THEハプスブルク(国立新美術館)
(4)THE OUTLINE 見えていない輪郭 展 深澤直人 藤井保(21_21 DESIGN SIGHT)
(5)清方ノスタルジア 名品でたどる 鏑木清方の美の世界(サントリー美術館)
初めて見たものに限って感想を記します。
●オルセー美術館展
用賀駅から美術館直行バスが出ているので利用。途中どこにも止まらないのでいいのだが、平日は1時間に2本なのでたっぷり待たされた・・・。
アール・ヌーヴォーの工芸品があった。壺や皿、家具、ガラス器など。味わいがあった。結構既視感もあるが・・・。
絵画の展示もあり、遠目に「ルドンかな」と思ったら、ドニだった。ちょっと悔しい。
展示全体のボリュームはいまいち。もうちょっと展示数が多くてもよかった。
●和のいろ・かたち
着物など。下絵から完成品まで、順を追って展示。
駒井哲郎の版画展示もあり、駒井のほか長谷川潔などもあり収穫。長谷川潔は近年知った作家だが、相変わらず静謐(せいひつ)の美といった感じで癒される。
世田谷ゆかり(在住、元在住)の画家による絵画もあり、うへーっと思ったが、経歴を見たら、そんなにひどくなかった。でも高山辰雄もあったんだけど。
●THE OUTLINE
2回目なので感想は割愛だが、ちょうど学芸員によるギャラリーツアーが行われていて、ちょっとだけ参加。聴いている人は(20代前半とおぼしき)若い人がほとんどだった。展示品に触ることができた。(解説員が「ちょっと触ってみてください」と言ったので。)人工大理石のバスタブに触ったが、ひんやりとしていて気持ちよかった。
●清方ノスタルジア
鏑木清方は、文化勲章まで受章した人。いろんな美人画が並んでいた。ちょっと妖しげなものもあった。
国内のいろんな美術館から出品されていた。鏑木清方記念館を中心に、埼玉県立近代美術館などもあった。
浮世絵や、江戸時代の化粧道具なども参考出品されていた。
清方の作品をこんなにまとまって見たのは、多分初めてだと思う。
今日の写真は、サントリー美術館のある東京ミッドタウンの、クリスマスの飾り付け。きれいだった。