muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

鰭崎英朋 (ひれざきえいほう) 展 ほか6つの美術館、博物館

長野五輪メダル

 今日はお休みで、1人で都内を廻り、いろいろ展覧会を見てきた。以下、見てきた順。
(1)造形家 立原道造 パステル画から自装詩集まで[後期](立原道造記念館)
(2)生誕130年記念 鰭崎英朋(ひれざきえいほう)展−明治・大正の挿絵界を生きる−(弥生美術館)
(3)竹久夢二と大正ロマンの世界 展−女性・流行・文化生活にみる新しい波(竹久夢二美術館)
(4)日本の大学(明治大学博物館)
(5)スポーツ博物館
(6)相笠昌義展―日常生活―(損保ジャパン東郷青児美術館)
 (6)は2回目なので感想割愛します。それ以外はすべて、初めて訪れた施設だった。(展覧会が初めてではなく、美術館に行くのが初めて。)
●造形家 立原道造
 立原道造と言えば、「○○(失念)に寄せて」という合唱曲の伴奏をしたのを思い出す。(立原道造作詩。)そのくらいの認識しかなかったが、24歳8ヶ月で夭逝したそうだ。
 立原の自筆草稿もあり、とても味わいのある字体だった。推敲の跡はあまりなかったように思う。ほかに立原のパステル画など。
 立原が構想して生前は実現しなかった、「ヒアシンスハウス」という家が、2000年代に入ってからさいたま市に実現したそうだ。機会があれば行ってみたい。
 立原の詩に曲をつけたコンサートのプログラムがあり、1997年開催されたものだが、柴田南雄や尾高先生の作品などがあった。尾高先生は僕が芸校の時に、1ヶ月くらいだけだが師事したことがある。
●鰭崎英朋
 鏑木清方と共に挿絵画家として出発し、鏑木は日本画に転身したため画壇の長老になり、一方の鰭崎は挿絵画家として一生を終わったために、死後は忘れられてしまった。ちょっとかわいそうな人・・・。鏑木はサントリー美術館で回顧展なのに・・・こちらは都会の片隅でひっそりと・・・。(美術館でやるだけたいしたものだけど。)
 大正ロマンの挿絵は味わいがあった。当時の通俗小説の挿絵など。日本画もあった。
●竹久夢二
 こちらも大正ロマン。夢二の美人画がたくさんあった。この前の三越での展覧会でも見た、「セノオ楽譜」があり、興味深く拝見。
●日本の大学
 無料の展覧会。戦前から戦後のいろいろな大学資料が展示されていた。年配の人には懐かしそうだ。
●スポーツ博物館
 秩父宮記念だって。オリンピックを中心として、日本のスポーツに関する資料がいろいろ並べられていた。今日は特別展としてバンクーバー五輪出場選手の写真展が開かれていた。織田信成(個人的に応援)、浅田真央、安藤美姫らの写真が並んでいた。(頑張ってほしい。)
 今日の写真は、長野オリンピックの金銀銅メダル。
 戦前(か戦中)の古い映画が上映されていて、海軍の兵隊さんたちが、みんな上半身裸でへんてこな体操をしていた。(それを延々と映している映画。)
 催し等がなければ、国立競技場のスタンドも見学できるが、今日は貸し切りだそうでダメだった。
 立原道造記念館と弥生美術館、竹久夢二美術館はほとんど隣接している。弥生と竹久夢二は建物の中で繋がっていて、1つの建物の中に2つの美術館がある形だ。