muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

アーティスト・ファイル2010 ほか7つの美術館

バラ

 都内を廻り、いろいろ展覧会を見てきた。1人で行動。以下、見てきた順。
(1)アーティスト・ファイル2010―現代の作家たち(国立新美術館)
(2)ルノワール―伝統と革新(同上)
(3)クリストとジャンヌ=クロード展(21_21 DESIGN SIGHT)
(4)おもてなしの美 宴のしつらい(サントリー美術館)
(5)ねこ 岩合光昭写真展(日本橋三越)
(6)三井家のおひなさま 新規寄贈品展示 伊皿子三井家のひな人形 室町三井家のやきもの(三井記念美術館)
(7)向井潤吉展 〜わかちがたい風景とともに〜(日本橋タカシマヤ)
(8)戦後フランス映画ポスターの世界 第2期(東京国立近代美術館フィルムセンター)
 初めて見たものに限って感想を記します。
●アーティスト・ファイル2010
 今日メインの展覧会。最新の現代アート。国内6人、海外1人の「個展」を集めたような展覧会。特にテーマも設けてなく、様々な傾向の作品が集まった。油画あり、オブジェあり、映像作品あり・・・。
 様々な「回文」(順に読んでも、逆さまに読んでも同じ文章)を大きく展示してある作品が印象に残った。単なる「言葉遊び」ではなく、現代アートとしての回文なのだ。文章も格調高い。こんなのを考えつくなんて、すごいなぁ。
 ほかには、陶でできた大きなオブジェなど。
 もしかしたら、去年のアーティスト・ファイルの方が印象深かったかも知れない。
●岩井光昭
 様々な「猫」の写真展。ちょうど来場したときに、作家サイン会が行われていて、とても混雑していた。
 雑種も交えて、いろんな猫がいろんな生態をさらしていた。のびをしていたり、何かをじっと見つめていたり・・・。よくこんなシャッターチャンスをものにできたなぁ、なんて写真もあった。
 海外の猫もいた。中東とかギリシャとか。
 猫好きの人は必見です。
●向井潤吉
 日本の様々な「民家」を描いた人。どこか古く懐かしい田舎の家である。明るい色彩だった。
 初期作品も展示。やはりどこか暗い感じ。
 ヨーロッパの風景画(素描)もあった。
●戦後フランス映画ポスター
 古いフランス映画のポスター。日本で公開されたときの、日本語バージョンもある。
 知っている映画は「太陽がいっぱい」くらいだったかな。日本語のポスターは、時代が古いのでとても懐かしい感じがした。(リアルタイムではないが。)味わいがあった。単なる宣伝美術ではなく、芸術的なものもあった。
 今日の写真は、日本橋タカシマヤのロビーにあった、バラの生け花。その道の大家が活けたらしい。