中正紀念堂、忠列祠

　台北で訪れた、中正紀念堂と、忠烈祠である。
　両方とも大きな建物で、中正〜は内部が博物館のようになっており、無料で見学できる。蒋介石の使った車(新旧2台)や、もらった勲章(本当にきらびやか)、絵画、写真などがいっぱい飾ってあった。写真では、蒋介石が吉田茂や、佐藤栄作首相と会談している場面などがあった。当時の事務室の様子も、実物で再現されていた。
　中正〜の、外部からの階段は89段あり、それは蒋介石の年齢を表しているそうだ。
　忠烈祠は、お宮のようであり、そこには入ることはできない。
　両方とも目玉は、衛兵の交代式である。写真は、忠烈祠でのシーン。1時間に1回行われ、忠烈祠の衛兵交代式は、雨天中止なので、見られて本当によかった。両方とも待たずに見られた。
　衛兵は、空軍や陸軍の若い兵士から選ばれ、エリートである。体重、身長制限もある。
　本当に儀式張って歩き、銃をくるくる回したり、絵に描いたようにきれいである。美しい。
　護衛の兵士が所定の位置に着くと、ぴくりとも動かない。表情も無表情。軍服がコスプレ感を増し、いっそうイケメンに見える。
　忠烈祠では、交代式のクライマックスになると、観覧者は帽子を脱ぐように言われる。また、交代式が終わったら、拍手をするように促された。(忠烈祠のみ。）長い参道をゆっくり歩き、ばっちり決まっていた。
　母は本当に感動していた。僕も見られてよかった。