muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

フセイン・チャラヤン ほか11の美術館、博物館

台湾故事館より

 最近見た展覧会です。(1)〜(3)は、芸大同期の名倉ちゃんと鑑賞。(8)は、かけ橋合唱団の方とばったりお会いして、一緒に鑑賞しました。(お昼ご飯をごちそうになりました。ありがとうございました。)あとは1人で行動。以下、見てきた順。
(1) 猪熊弦一郎展『いのくまさん』(東京オペラシティアートギャラリー)
(2)[収蔵品展]033 ジオメトリック・イメージズ(同上)
(3)[project N]project N41 喜多順子(同上)
(4)フセイン・チャラヤン ファッションにはじまり、そしてファッションへ戻る旅(東京都現代美術館)
(5) トーキョーワンダーウォール公募2010入選作品展(同上)
(6) TOKYO WONDER WALL2000-2009 10年!(同上)
(7) MOTコレクション Plastic Memories - いまを照らす方法(同上)
(8) パリ・三越エトワール展を記念して 不東庵創作の軌跡 細川護熙展(日本橋三越)
(9)江戸を開いた天下人 徳川家康の遺愛品(三井記念美術館)
(10)生誕110周年記念 山本丘人展 魂の抒情詩(日本橋タカシマヤ)
(11)近代の歴史画と『講談社の絵本』展(講談社 野間記念館)
(12)細川家の明治・大正(永青文庫)
(13)切手の博物館
(14)-壮大なる杜づくり-明治神宮の創建【第1期】(明治神宮 宝物展示室)
(15)オルセー美術館展2010「ポスト印象派」(国立新美術館)
(16)ルーシー・リー展(同上)
(17)第81回 第一美術展(同上)
(18)第24回 日洋展(同上)
(19)「ポスト・フォッシル:未来のデザイン発掘」展(21_21 DESIGN SIGHT)
 初めて見たものに限って感想を記します。
●いのくまさん
 三越の包装紙をデザインした人。素朴な作品群だった。「いのくまさんは ○○がすき」みたいな感じで展示は進む。ちょっと微笑ましかった。この人の美術館、行ってみたいなぁ。
●ジオメトリック・イメージズ
 リー・ウーファン、吉原治良など、有名な作家があったのでよかった。すみません、あまり印象に残ってないです。
●喜多順子
 若手作家。僕より若かったかも。布に描いていた。
●フセイン・チャラヤン
 ファッションの展覧会。売るための服ではなく、「芸術的な」ファッション。
 ちょうど僕が行ったときに、解説ツアーをやっていた。(火曜日の10:30くらいなのに・・・なんで? 聴いている人たちは、『関係者』のような感じだったが・・・。)
 で、解説を聞くことで理解が深まった。展覧会の最初に展示してある服は、チャラヤンの出世作で、シルクのドレスを、土の中に数ヶ月間埋めることで、茶色く変色していた。
 ほかにも、ファッションショーで展示してある机が、そのままモデルの着るドレスになってしまう(!)など、問題提起をしていた。チャラヤンは、キプロス人で、文化的にも(複雑な土地柄で)いろいろあるみたい。
●トーキョーワンダーウォール公募2010
 多種多様な作品群。優劣付けるのは難しそうだ。
●TOKYO WONDER WALL2000-2009
 こちらは、過去の受賞者の作品展。やはりどこか抜きん出ているような印象だった。
●いまを照らす方法
 フセイン・チャラヤンで解説ツアーを聴いていた人たちが、ここにも出現。別のスタッフが常設店の解説をしていた。僕は参加しなかったが、3階の展示室にある作品が、大分入れ替わっていて、解説が欲しかったので、惜しいことをしたと思った。
 現代アートは楽しい。
●細川護煕
 元首相。60歳で政界を引退し、今は焼き物をしたり、書画をたしなむなど、悠々自適の毎日らしい。その作品展。味わいのある茶碗が印象的だった。黒い椀は、釜から出したあと、水に浸けて急激に冷やすことで、深い黒色が出るんだそうだ。
 書も上手かったです。
●山本丘人
 文化勲章受章者。大先輩。厳しい作風の絵が多かった。
●近代の歴史画
 いつもの野間記念館の展示に比べると、ちょっと物足りなかったような・・・。昔の雑誌も展示されていて、広告が特に印象深かった。(ライオン石けんなど。)
●切手の博物館
 ふらふらと立ち寄った。あとでWEBサイトを見てみたら、「ボールゲーム展」という、球技の切手の展覧会をやっていたようだが、気づかなかった。惜しいことをした。ショップなどを覗いた。記念切手を売っているが、額面通りには販売しないそうだ。(プレミア価格で。)
●第一美術展、日洋展
 どちらも公募展。日洋展の方が、若干レベルが上だったかも知れない。時間があったので立ち寄った。
 今日の写真は、台湾故事館から。(本文には関係ありません。)