muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

映画 : 告白、湖のほとりで、孤高のメス、劇場版トリック

映画 「告白」ほか

※ネタバレは4本ともありません。
 この3日間で、4本の映画を観た。(1)は新宿のシネコンで、マイミクで映画通のシネキチくんと、(2)は東京国立近代美術館フィルムセンターで、1人で、(3)と(4)は王子の映画館で、マイミクでユッコ友達のカズカズさんと拝見した。
(1)告白(監督:中島哲也)
(2)湖のほとりで(監督:アンドレア・モライヨーリ、2007年)
(3)孤高のメス(監督:成島出)
(4)劇場版トリック 霊能力者バトルロイヤル(監督:堤幸彦)
●告白
 チラシを見て、以前から気になっていた映画。平日の夕方上映というのに、場内はほとんど満員だった。(開映間際にチケットを買ったため、前から2列目の端で観た。スクリーンが歪んで見えた・・・。)
 最後の最後まで推理して、最後に「犯人はお前だ!」というような展開かと思っていたら、そうではなく、犯人自体は物語の序盤で分かってしまい、そこから先の展開が・・・みたいな内容だった。
 松たか子の抑えた演技がよかった。(感情が爆発するシーンもあり、より印象的になる。)
 ウェルテルの「熱血ぶり」が、突っ込みどころ満載で面白い。こんな教師、今どきいるのかなぁ・・・。
 推理劇としても楽しめた。いかにもお芝居、映画的な展開もある。
 R-15だが、若い人にこそ観てもらいたい映画だと思った。
●湖のほとりで
 北イタリアの静かな湖畔で起こった、若い女性の殺人事件をモチーフにした推理劇。モライヨーリ監督のデビュー作だそう。
 なんというか、可もなく不可もなし、みたいな感じだった・・・。95分と短かったが、結構長くも感じた。
 主演の俳優(刑事役)はよかったです。最初に出てくる、幼い女の子のことが、わからなくて、いまいちストーリーを追えなかった・・・。
●孤高のメス
 またもや堤真一主演。よく出てるなぁ、売れてるなぁ。
 前知識何もなしで観た。公式サイトくらいチェックしておけばよかった・・・。
 1989年という、まだ脳死が人の死と(完全には)認められていない時代、生体肝移植を巡る医者、患者の苦悩がよく描写されていた。
 ただ、登場人物が、ひたすら善人だったり、ひたすら悪人だったりするのは、わかりやすすぎてややがっかり・・・。人間って、もうちょっと陰日向あるでしょう。
 いい映画だと思います。
●トリック劇場版 霊能力者バトルロイヤル
 こちらも、映画の前知識何もなしで観た。というか、TVドラマ版も1回も観たことない。で、映画では一見さんお断りみたいな、視聴者前提みたいなシーンも結構あったりした。(蚊帳の外感あり。)
 (悪い意味ではないが)完全に娯楽作品である。中間小説的、というか。「トリック」が好きな人にはいいと思う。設定からして完全に常識離れしている。
 藤木直人が出ているのだが、全然気づかなかった。(結構重要な役。)
 霊能力・・・というか、手品の種明かしが、力不足で説得力に欠けていた。「よくあるパターン」なのである。(こちらも気づかなかったのもあったが・・・。)まぁ手品の種明かしなんて、そういうものかも・・・。(言われてみれば、呆気ない。)
 仲間由紀恵と阿部寛は、存在感ありました。松平健も好演。
 真の(本物の)霊能力者って、いるのかいないのか・・・。そんなことを考えさせられた。僕は、否定派である。
 今日は、映画を見終わったあと、「告白」を一緒に見たシネキチくんにばったり出会った。ちょうどそのとき発車間際だった、京浜東北線に乗り損ねた偶然で、会うことができた。(ちょっと話もした。)偶然知り合いに会うことって、たまにあるなぁ・・・。
 今日の写真は、台北のお宮。山の上にあった。(本文には関係ありません。)
●「告白」公式サイト・・・http://kokuhaku-shimasu.jp/index.html
●「孤高のメス」公式サイト・・・http://www.kokouno-mes.com/
●「劇場版トリック 霊能力者バトルロイヤル」公式サイト・・・http://www.yamada-ueda.com/movie/