muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

語りかける風景 ほか5つの美術館、博物館

語りかける風景

 ここ最近見てきた展覧会。(1)〜(3)は芸大同期の田尻くんと、(4)は1人で、(5)〜(7)は母と見た。田尻くんとは久しぶりの再会だった。以下、見てきた順。
(1)中國美術館所蔵 中国の扇面画(松濤美術館)
(2)橋本コレクションの中国絵画(同上)
(3)阿蘭陀(オランダ)とNIPPON〜レンブラントからシーボルトまで〜(たばこと塩の博物館)
(4)紅心 小堀宗慶展(目黒区美術館)
(5)オルセー美術館展2010「ポスト印象派」(国立新美術館)
(6)ルーシー・リー展(同上)
(7)ストラスブール美術館所蔵 語りかける風景 コロー、モネ、シスレーからピカソまで(Bunkamuraザ・ミュージアム)
 初めて見たものと、感想があるものを記します。
●扇面画
 中国の扇に描かれた絵。16世紀くらいの、古いものもあったが、ほとんどは2010年に描かれたものであった。なので、ちょっと拍子抜け・・・。
 扇という、ちょっと変わった形の面に描かれているので、面白さがある。
●橋本コレクション
 古い中国絵画。山水画だったりして、のどかだ。仙人でもいそうな雰囲気。雪舟なんかもこんな感じかなぁ・・・。
●小堀宗慶
 まだご存命の、現代の茶道具や書画など。東京美術学校卒なので、大先輩。
 日本画では、イグアナの滝をモチーフにしたりして、斬新な面もある。
 また、李朝など古い陶器も展示。こちらも見応えがあった。東京国立博物館や、三井記念美術館などから作品が来ていた。
 現代作品ばかりかと思っていたので、思わぬ収穫だった。
●ポスト印象派
 この展覧会は初めてではないが、今回は音声ガイドを借りてみた。30点以上の解説なので、聴いているだけでも結構疲れてしまった。(なかなか終わらない解説もあったし・・・。)でも、絵の構図や仕組みについてよく解説してくれて、なかなかいい音声ガイドだと思った。作品への理解が深まる。
●ストラスブール美術館
 「コロー、モネ、シスレーからピカソまで」とあったので、印象派やピカソがゴロゴロしているかと思ったら大間違い。出品作の9割以上が「知らない画家」、「まったく知らない画家」の作品群だった。看板に偽りあり、だ。コローは4点くらいあったけど、シスレーは2点、モネとピカソはわずか1点ずつだった。ちょっとひどくない!?
 カリエールやドニ、シニャックなんかもあったけれど・・・。
 シスレーはよかったです。モネ、ピカソもまぁまぁ。コローは落ち着いた画風に好感が持てた。
 一応、「風景画」を特集した展覧会だが、かなり無理矢理感あり。どんな作品にも、多かれ少なかれ風景画の要素は存在していることが多いだろう。
 今日はBunkamuraまで、渋谷駅から往復、バス(無料)を利用してみた。混んでいたりもするし、歩いてもたいしたことはないが、ちょっと楽だった。
 今日のランチは、渋谷の駅ビルでとんかつ(まい泉)をいただいた。隣に座っていた女性客(お1人様)が、ボトルキープ(駅ビルのレストランですよ?)の焼酎をいただいていて、何かとこちらに声をかけてくるので(ソースの種類は何だとか)、結構可笑しかった。
 今日の写真は、台北のホテル(ミラマーガーデン台北)のロビーにあった、植物(の作り物)。(本文には関係ありません。)