muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

H22年度芸高公開実技試験、声楽の夕べ

演奏会プログラム

 今日は奇しくも、僕の作曲のお弟子さん2人の作品発表があり、両方とも聴きに行ってきた。
●平成22(2010)年度 東京芸術大学附属音楽高校公開実技試験(作曲)(東京芸術大学奏楽堂)
 こちらは、久保哲朗くんの「ピアノ三重奏曲ホ短調」。(ピアノ、ヴァイオリン、チェロ。)
 久保くんは、彼が小学生の頃、一番最初に作曲の手ほどきを教えた生徒さんである。現在は芸大の先生に習っている。
 それにしても、芸高卒業以来初めて、公開実技試験を聴いた。20年以上ぶりである。プログラムを眺めながら、懐かしいやらで感慨にふけった。
 久保くんの作品は、非常に内省的な、激しい部分もある素敵な楽曲だった。半年くらい前にお会いしたときからも、格段の成長、進歩を遂げていた。立派になって、大変うれしかったです。
 久保くんの親族の方と一緒に客席で聴いたが、お母さまも感激してらした。
 審査員席に、懐かしい芸大作曲科の偉い先生方が・・・。
 そうそう、作曲部門の審査の前に、弦楽部門があり、ヴァイオリンを何曲かとハープを聴いたが、ヴァイオリンの伴奏のピアノが本当に小憎らしいほど上手かった。(特にショーソンの「詩曲」の伴奏した彼。)ヴァイオリンを立てる術(すべ)を心得ていた。
●声楽の夕べ(さいたま市文化センター小ホール)
 こちらは、現在ピアノと作曲などを教えている、秋池裕之くんの作品発表。三村先生という声楽の先生の門下発表会。秋池くんは作品発表のほか、伴奏、ピアノ独奏(ショパン:英雄ポロネーズ)もしていた。
 「ハンモックの歌」という、ソプラノのための作品だった。(作曲者伴奏。)穏やかな、かわいらしい歌だった。
 また、英雄ポロネーズもなかなかよかったです。
 ほかの出演者で、大宮音楽家協会関係者の方がピアノ弾いてました。この世界は、本当に狭いなぁ・・・。
 今日の写真は、2つの演奏会のプログラム。