フレンチ・ウィンドウ展 ほか10の美術館、博物館
最近見てきた展覧会。1人で行動。以下、見てきた順。
(1)皇女和宮と中山道(埼玉県立歴史と民俗の博物館)
(2)清長、歌麿、写楽 ボストン美術館浮世絵名品展(山種美術館)
(3)芸術写真の精華 日本のピクトリアリズム 珠玉の名品展(東京都写真美術館)
(4)夜明けまえ 知られざる日本写真開拓史 四国・九州・沖縄編(同上)
(5)ベッティナ ランス写真展 MADE IN PARADISE 女神たちの楽園 セレブたちの美しき幻影と気品(同上)
(6)明治神宮宝物殿開館90年記念展 「漆の美展」(明治神宮 宝物展示室)
(7)古鏡とひなかざり(根津美術館)
(8)アーティスト・ファイル2011―現代の作家たち(国立新美術館)
(9)シュルレアリスム展―パリ、ポンピドゥセンター所蔵作品による―(同上)
(10)夢に挑む コレクションの軌跡(サントリー美術館)
(11)倉俣史朗とエットレ・ソットサス展 夢見る人が、夢見たデザイン(21_21 DESIGN SIGHT)
(12)フレンチ・ウィンドウ展 デュシャン賞にみるフランス現代美術の最前線(森美術館)
(13)MAMプロジェクト014:田口行弘(同上)
(14)戦場カメラマン 渡部陽一 & 紙の魔術師 太田隆司展 〜写真とペーパークラフトが織りなす「絆の情景」〜(森アーツセンターギャラリー)
初めて見たものに限って感想を記します。
●皇女和宮
徳川財団や、日光東照宮などから色々来ていた。あまり華やかなものはなかったが・・・。貝合わせなどは豪華だった。
●ボストン美術館浮世絵名品展
刷りの状態が非常によかった。歌麿と写楽はよかった。初見ではないものもあったような気がする。
●日本のピクトリアリズム
写真か、絵画かとみまごうような「芸術調」の写真多数。20世紀初頭の作品が多かった。
●夜明けまえ
またまた古い、写真創生期のもの。武士などの肖像写真が多かった。
●ベッティナ
女性の肖像やヌード。マドンナなど著名人多数。被写体がいいと、写真も映えるなぁ。
●漆の美
公募展みたいでちょっと・・・。明治天皇、昭憲皇太后ゆかりの漆製品があって、それでなんとか・・・。
●古鏡とひなかざり
寄贈された古鏡とひな人形。ひな人形は旧宮家の竹田氏より寄贈されたもの。どちらも味わいがあった。
●アーティスト・ファイル2011
現代アート。印象的なものがいっぱいあった。特によかったのは、展示室の一面にスカーフを敷き詰めて巨大なもの。はっとさせられた。出展アーティストには、僕より若い人が結構いた。みんなすごいなぁ・・・。
●コレクションの軌跡
サントリー美術館創設50周年の記念展。ガラスやら衣装やら、とにかく雑多な感じであれこれ展示していた。まぁまぁ見応え有り。
●フレンチ・ウィンドウ展
フランス現代美術。デュシャンの作品が最初にいくつかあり、「泉」(トイレの便器を芸術作品として提示)を久々に見て感動。無料音声ガイドも借り、作品の問わんとするところがよくわかった・・・ような気がする。
●田口行弘
ここは撮影可で、田口氏本人が作業をしていたので撮った。(今日の写真。)いろいろ精力的な感じの作品が多かった。
●渡部陽一
ペーパークラフトはあまり興味がなかったが、「戦場カメラマン」としての渡部氏の仕事に興味があり、訪れた。(渡部氏は僕より1つ年下。ちょっと驚いた。)
ペーパークラフトの人は、「TVチャンピオン」で優勝経験あり。不思議な遠近感、どこかで見た光景の描写に心惹かれた。
戦場写真の方は、生々しく、ちゃんと本業の仕事もしている印象。カメラを構えるとき、銃を構えてる誤解ないように、カメラに布を巻き付けたりと、苦労が伺えた。
六本木ヒルズは非常に空いていて、森美術館に上るエレベーターは1人きりで乗った。こんなことは初めてだ。