muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

「ゼロ年代のベルリン」展 ほか 12の美術館

どじょう

 最近見てきた展覧会。(1)は父の車で連れて行ってもらい、父と見た。東京都現代美術館は車で連れて行ってもらいました。(ありがとうございました。)(14)と(15)は、マイミクのシネキチくんと見ました。以下、見てきた順。
(1)中国の盆器(大宮盆栽美術館)
(2)モーリス・ドニ−いのちの輝き、子どものいる風景−(損保ジャパン東郷青児美術館)
(3)ゼロ年代のベルリン―わたしたちに許された特別な場所の現在(いま)(東京都現代美術館)
(4)MOTコレクション サイレント・ナレーター それぞれのものがたり(同上)
(5)フレデリック・バック展(同上)
(6)「モダン・アート,アメリカン ―珠玉のフィリップス・コレクション―」展(国立新美術館)
(7)あこがれのヴェネチアン・グラス―時を超え、海を越えて(サントリー美術館)
(8)「アーヴィング・ペンと三宅一生」展(21_21 DESIGN SIGHT)
(9)メタボリズムの未来都市展:戦後日本・今蘇る復興の夢とビジョン(森美術館)
(10)MAM PROJECT 015:ツァン・キンワー(同上)
(11)谷川晃一展〜南の庭のアトリエより〜(三鷹市美術ギャラリー)
(12)華麗なる<京蒔絵>−三井家と象彦漆器−(三井記念美術館)
(13)浜口陽三・石川九楊二人展−光の休息− 前期(ヤマサコレクション)
(14)めぐりあい(相田みつを美術館)
(15)デビュー50周年 みつはしちかこ展(同上)
(16)大雅・蕪村・玉堂と仙突−「笑(わらい)」のこころ(出光美術館)
 初めて見たものに限って感想を記します。
●中国の盆器
 この美術館にしては珍しく古いものが来ていて、明代の盆器が目玉だった。(いいもの見ました。)清代の盆器も結構あった。古いものはいい。
●ドニ
 ドニって、個人的にはあまり評価の高くない画家なんだけど、あちこちの展覧会で見るのでつい注目してしまう。そんなドニの個展。画調がちょっとイラストっぽく思えるのは気のせいだろうか。家族の絵など多かった。
●ベルリン
 現代アート。自由都市ベルリンをモチーフに、いろんな出品作があった。現代アートは面白い。
●モダン・アート、アメリカン
 知っている作家は多くなかったけど、結構充実した展覧会だった。キュビスムの特集コーナーがあったから、ピカソでもあるかと思ったけど、ピカソはなかった。アメリカ近代アートってこんななんだ・・・。
●ヴェネチアン・グラス
 会期終了間近に行ったので、かなり混んでいた。それも見事に年配女性客ばっかり・・・。ガラスは味わい深くてよかったです。中世の古いガラス製品もたくさんあった。食器とか壺とか。
●三宅一生
 最先端のファッション。展示も尖っていた。ものすごい大きなスクリーンに、三宅一生の服(とっても個性的!)をスライドショーしたりとか。
●メタボリズム
 都市計画の展覧会。実現したものもあれば、しなかったものも。作曲家・一柳慧(とし)氏の、図形楽譜があり、非常に興味深かった。(Peters版。)大阪万国博覧会の資料とか。パビリオンのパンフレットは面白かったです。
●ツァン・キンワー
 「文字」をモチーフにしたアート。文章などが動き、その中の1文字が落ちたり、回転したり。なかなか面白かった。
●谷川晃一
 初期から最新作まで。段々様式化されていくが、明るい色調がポップだと思った。
●京蒔絵
 江戸時代以前の作品が全然なかったので、ちょっとがっかり。優雅な工芸品ばかりだけどね。屏風絵なんかもありました。
●光の休息
 浜口陽三はともかく、石川氏のは、源氏物語をモチーフにした、"頑張れば読める"アート風な書作品。(書道、ではないけど・・・。)いろんな傾向の源氏物語があった。
●めぐりあい
 いつものみつを。今日の写真は、「どじょう」。野田内閣がどじょう内閣らしいので、ちょっとタイムリー。
●みつはしちかこ
 「小さな恋のものがたり」の人。どうしてこんなちびの少女が、背の高いイケメンと恋仲になるのか、理解できなかった。原画がたくさんあってよかった。
●笑のこころ
 江戸時代の古い絵がいっぱい見られてよかった。仙突の絵はおおらかで個性的。