muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

ポロック展 ほか10の美術館、博物館

ポロックのアトリエ

 最近見てきた展覧会。(7)と(8)はTabbyさんと見学。ほかは1人で行動。(15)は今日見てきた。以下、見てきた順。
(1)林忠彦写真展 〜紫煙と文士たち〜(たばこと塩の博物館)
(2)フェルメールからのラブレター展(Bunkamuraザ・ミュージアム)
(3)松井冬子展 世界中の子と友達になれる(横浜美術館)
(4)ジャクソン・ポロック展(東京国立近代美術館)
(5)原弘と東京国立近代美術館(同上)
(6)人間国宝 北村武資(同上工芸館)
(7)ほるたま展(埼玉県立史跡の博物館)
(8)むかしのくらし(行田市郷土博物館)
(9)第31回 損保ジャパン美術財団選抜奨励展FINAL(損保ジャパン東郷青児美術館)
(10)難波田史男の15年(東京オペラシティアートギャラリー)
(11)「私」を知るための問い(同上)
(12)project N 48 佐藤 翠(同上)
(13)侵入された思考の再生 松井冬子(横浜美術館)
(14)松井冬子展 世界中の子と友達になれる(同上)
(15)法隆寺展(日本橋タカシマヤ)
 初めて見たものに限って感想を記します。
●林忠彦
 太宰治等、様々な文士の写真展。たばこを吹かしている写真が多数。もはやたばこの「最後の牙城」となった、たばこと塩の博物館の面子をかけている。知らない作家も大勢いたけど、三島由紀夫や川端康成等、有名な文士が大勢写っていた。
●フェルメール
 去年、宮城県美術館で見たので、詳しい感想は割愛だが、懸賞に当たったので無料で見ることが出来た。やはりフェルメールは別格。
●ポロック
 とても楽しみにしていた展覧会。ほぼメイン。中東の美術館から門外不出の大作が来ていた。なんでも、NYなどのポロック回顧展にも出品されていないそうで、美術館のサイトで煽っていた。
 MoMAやメトロポリタン美術館等、そうそうたるところから作品が来ていた。国内からも、大原美術館や国立西洋美術館などから来ていた。
 ポージングの作品は、抽象的だけど、味わい深いものがある。晩年はほとんど絵が描けなかったそうで、自動車事故で亡くなるが、自殺説もあるそうだ。(展覧会の中の文章でも自殺説に触れていた。)
 今日の写真は、ポロック展で撮影可能エリアだった、彼のアトリエを再現しているところ。生々しかった。
●原弘
 昔の東京国立近代美術館の特別展のポスターが多数あったのでよかった。ピカソ展とか。いろいろやってるんだなぁ・・・。歴史を感じた。
●北村武資
 きれいな織物が多数並べてあった。そのくらいかなぁ。
●ほるたま展
 この博物館の、いつもの特別展の感じ。縄文土器(レプリカかも)を回して、いろいろな角度から見られる展示が目を引いた。
●第31回選抜奨励展
 若手作家の展覧会。今回が最後となる。(発展的解消みたい。)会場にあった図録を見たが、芸大出身の人は2人しかいなかった。そのうちの1人が、モナリザを3D化した絵画だったので印象に残った。(赤青の色眼鏡をかけて見ると、立体になる。)
●侵入された思考の再生
 松井冬子の初の映像作品。彼女の絵によく出てくる犬(ボルゾイ)が、しっぽに毛の飾りを付けて、走っていたり寝転んでいたりする。女性の映像も出てくる。3分くらいの短い作品だが、なかなかよかったです。ROLEXがサポートしている。
●法隆寺展
 飛鳥〜奈良時代の布の切れ端から、昭和、平成時代の絵画まで、幅広い年代の仏像などが並んでいた。平安、鎌倉、室町時代などの古いものもいっぱいあって、収穫。古い仏像はとてもいい。近代の絵画、彫刻も、安田靫彦や高村光雲等、名だたる作家の作品が多く、見応えありました。(知らない作家も多かったけど・・・。)これだけのものがデパートの催事場で見られるとは、驚き・・・。