muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

マウリッツハイス美術館展 ほか16の美術館、博物館

なんとか先生

 最近見てきた展覧会。すべて1人で見学。以下、見てきた順。
(1)元素のふしぎ(国立科学博物館)
(2)青山杉雨の眼と書(東京国立博物館)
(3)草原の王朝 契丹 ―美しき3人のプリンセス―(東京芸術大学大学美術館)
(4)マウリッツハイス美術館展 オランダ・フランドル絵画の至宝(東京都美術館)
(5)「Arts&Life:生きるための家」展(同上)
(6)「東京都美術館ものがたり」展(同上)
(7)ベルリン国立美術館展 学べるヨーロッパ美術の400年(国立西洋美術館)
(8)クラインマイスター:16世紀前半ドイツにおける小画面の版画家たち(同上)
(9)ゲゲゲの鬼太郎 トリックアートの館(日本橋三越)
(10)三井版 日本美術デザイン大辞展(三井記念美術館)
(11)応挙の藤花図と近世の屏風(根津美術館)
(12)与えられた形象―辰野登恵子/柴田敏雄(国立新美術館)
(13)第13回 日本・フランス現代美術世界展(同上)
(14)「具体」−ニッポンの前衛 18年の軌跡(同上)
(15)おもしろびじゅつワンダーランド(サントリー美術館)
(16)二条城展(江戸東京博物館)
(17)市民からのおくりもの2012(同上)
(18)夏休みおもしろ体験!気分はツタンカーメン!(古代オリエント博物館)
(19)ウルトラマン・アート!(埼玉県立近代美術館)
(20)50周年記念 「タツノコプロテン」(松屋銀座)
(21)輝ける皇妃 エリザベート展(日本橋三越)
(22)三井版 日本美術デザイン大辞展(三井記念美術館)
(23)きらめくアクセサリーの世界 〜フランスの香り〜(日本橋タカシマヤ)
(24)中国山水画の20世紀 中国美術館名品選(東京国立博物館)
(25)青山杉雨の眼と書(同上)
(26)マウリッツハイス美術館展 オランダ・フランドル絵画の至宝(東京都美術館)
(27)「Arts&Life:生きるための家」展(同上)
(28)「東京都美術館ものがたり」展(同上)
(29)ベルリン国立美術館展 学べるヨーロッパ美術の400年(国立西洋美術館)
(30)クラインマイスター:16世紀前半ドイツにおける小画面の版画家たち(同上)
 初めて見たものに限って感想を記します。
●元素
 世界のすべては「元素」から成り立っていると言うことで、元素の特集。ダイヤモンドなど、珍しい展示もあったが、工業製品とか、わりとどうでもいいものもあった。撮影可だったけど・・・。
●青山杉雨
 この展覧会、タイトルで損していると思う。「現代書道展覧会」みたいな印象を与えるためか、空いていた。実際は、中国の古い書もいっぱい展示してあるのに・・・。どちらも見応えありました。
●契丹
 古いものが多くて充実。モンゴルの国宝も多数展示されていた。往時に思いをはせた。
●マウリッツハイス美術館展
 あの「真珠の耳飾りの少女」が来日と言うことで期待した。平日の午前中で30分以上の待ち時間だった。(いろいろあって行列はスルーしたが。)中も混んでいて、遠目にしか見られなかった。オランダの古い風景画、肖像画、静物画など、味わいがあった。フェルメールももちろんよかったです。
●生きるための家
 コンペで選ばれた現代の住居。実物大の展示もあった。(中には入れない。)皆それぞれ、工夫を凝らし、いろんな住スタイルを提案していた。興味深い。結構時代の先を行っているのが多くて、これで本当に住みたいかと言われたら・・・?
●東京都美術館ものがたり
 東京都美術館のこれまでを振り返る。応接セットや、佐伯祐三、岡本太郎、フジタなどの絵画もあった。まあまあでした。入場無料。
●ゲゲゲの鬼太郎 トリックアート
 結構くだらなかったけど、トリックアートなので、少しは楽しめたかな。たいしたものはなかったです。
●日本美術デザイン大辞展
 いろんな美術作品を、年代別、作家別などではなく、名称の「五十音順」に並べるという、一風変わった展覧会。茶器や日本画など、いろいろ見ることが出来て楽しかったです。応挙もあったし。
●応挙の藤花図
 こちらは応挙の藤の絵をメインに据えた展覧会。重要文化財。応挙らしく、すっきりとしていてとてもよかった。ほかの屏風絵もなかなかだった。
●辰野登恵子/柴田敏雄
 芸大油画科を卒業した2人の個展。辰野氏は絵画、柴田氏は写真。以前、柴田氏の個展を東京都写真美術館で見たことがあると思う。
 どちらかというと柴田氏の方が印象に残っているかな。風景写真なんだけど、はっとするような驚きがある。辰野氏の絵画(抽象画だったと思う)も、悪くなかったです。
 それにしても、夏休みという一番集客が見込める時期に、国立新美術館は、現代アートの展覧会(これと、「具体」)を開いているけど、いいのかな・・・。
●第13回 日本・フランス現代美術世界展
 現代フランスアートに期待してみたら、ごく普通の公募展だった・・・。
●おもしろびじゅつワンダーランド
 この美術館にしては珍しく、撮影可だった。子ども向けの面も多かったせいか、展示作品数は少なめ。国宝の螺鈿細工箱(鎌倉時代)など、よかったです。通常の展覧会とはちょっと違った趣(おもむき)でした。
●二条城展
 京都の二条城は訪れたことがある。障壁画など、まとまって東京に展示されるのは初めてとか。当時の日本画の最先端と言うことで、迫力もありよかったです。(狩野なんとか筆など多かった。)
●市民からのおくりもの2012
 市民からの寄贈品とはいえ、徳川家ゆかりの品など、なかなかのものが揃っていた。昔の三越のカタログとか、モダンでよかったです。
●気分はツタンカーメン!
 いつもの古代エジプト展示なんだけど、かなり古いものもたくさんあって、結構収穫。
●タツノコプロテン
 タツノコプロの歴代の作品が並べられていた。壮観。各種資料も興味深かった。ガッチャマンとか。
●エリザベート展
 悲劇の皇妃エリザベート。年配女性客が多かった。(こういうの好きそうだもんなぁ・・・。)上品でセレブでした。
●きらめくアクセサリーの世界
 アクセサリーはビーズ細工とかで、きれい(なだけ)。それより、会場にいらしていていろいろマイクで説明していた、Eテレのなんとか先生(フェミニン、男性)を見かけることが出来てラッキーだった。
●中国山水画の20世紀
 中国現代絵画。だいたい普通だったけど、サム・フランシスみたいな絵もあったりして、いろいろだなぁと思った。