muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

H25年度 東京芸術大学同声会新人演奏会

H25同声会新人演奏会

 芸大奏楽堂にて、平成25年度 東京芸術大学音楽学部 同声会新人演奏会があり、お客として聴きに行ってきた。第1部の、古楽・ピアノ・弦楽器を鑑賞。
 同声会(芸大の同窓組織)の招待状で伺ったもので、満席だとは入れないと言うから早めに行ったが、5割くらいの入りだった。いい席で鑑賞できた。
 知られていないコンチェルトで、第1楽章が終わったら拍手が来たとか、休憩がないコンサートだったので、3時間以上かかった(お尻が痛い)とかいろいろあったけど、特にピアノ演奏に関しては考えさせられるところ多々あり、有意義な演奏会だった。
 ピアノ独奏では、音色のきれいな人に好感を持った。紗(しゃ)がかかったような、f(フォルテ)だけどうるさくない、そんな感じ。音色がよくセーブされていた人はすばらしい。あとは、猫背、鍵盤に語りかける(あからさまな人はいなかったけど)、くねくねちゃんはやめてほしいと思った。
 毎年開かれているこのコンサート(芸大卒業生から、成績のいい人が選抜されての出演だと思う)だが、ちゃんと鑑賞したのは、自分が高校生だったとき以来ではなかろうか。自分が芸大卒業したとき(1995年)、まどかちゃんの演奏を舞台袖から聴いたような、聴いてないような・・・。(当時は虎ノ門ホールで毎年開かれていた記憶がある。)
 弦楽器は、ヴァイオリンしか出演者がいなかったけど、團伊玖磨(だんいくま)作品が聴けたのは貴重。和洋折衷(?)みたいな、面白い作品だった。さばさばした演奏で、上手かったです。あと、ドビュッシーのヴァイオリン・ソナタを生で聴けてよかった。
 やっぱり、知っている曲を聴くのは楽しい。
♪組曲第9番より(ミシェル・ド・ラ・バル)
♪フラウティーノ協奏曲(ヴィヴァルディ)以上リコーダー
♪ウィーンの謝肉祭の道化芝居より(シューマン)
♪松雪草(チャイコフスキー)
♪バラード第4番(ショパン)
♪巡礼の年より「オーベルマンの谷」(リスト)
♪アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ(ショパン)
♪舟歌(ショパン)
♪ノクターン第13番(フォーレ)以上ピアノ
♪ヴァイオリン・ソナタ(ドビュッシー)
♪ヴァイオリン・ソロとピアノのためのファンタジー(團伊玖磨)
♪ポーギーとベスより「必ずしもそうじゃないぜ」(ガーシュウィン/ハイフェッツ編)
♪シャコンヌ(J.S.バッハ)
♪グノーの「ファウスト」の主題による華麗な幻想曲(ヴィエニャフスキ)
♪夜想曲とタランテラ(シマノフスキ)以上ヴァイオリン