muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

今日は1日FMでクラシック三昧、のはずが・・・

muroyan2015-09-11

 今日は朝から晩まで、NHK-FM(ラジオ)で、魅力的なクラシック音楽プログラムの番組が続いていたので、ちょうどお休みだったこともあり、自宅でずっとラジオを聴いていました。の、はずでした、が・・・。
 朝は「クラシックカフェ」(番組名)で、「映像第1集(ドビュッシー)」、「ピアノ・ソナタ第3番(ショパン)」「レクイエム(フォーレ)」(放送順)そのほかを聴きました。
 しかし、ショパンのソナタで、第1楽章の終わり付近で、大雨に関する速報が流れてしまい、番組が再開されたときには第2楽章(スケルツォ)の再現部、でした・・・。
 フォーレのレクイエムは、1960年代の録音で、オルガンがあの、ロジェ先生でした。ロジェ先生には、芸大時代、ソルフェージュの授業で習ったことがあります。あるとき、僕のほかに誰も生徒がいなくて、ロジェ先生と1対1で授業を受けたときには、緊張しました。(通訳してくれた先生がいらっしゃったので、ロジェ先生の仰ることは理解できた。)
 で、レクイエムをいい気持ちで聴いていたのですが、途中から眠くなってしまい、最後は夢うつつでフィナーレを迎えたのでした。
 午後は小澤征爾指揮の「ファルスタッフ」(ヴェルディ作曲)(サイトウ・キネン・オーケストラ)があるというので、とても楽しみにしていたのですが、まさかの国会中継で潰れてしまいました・・・。ちょうどNHKの地上波テレビが大雨関係のニュース一色になり、国会中継をEテレでやっていて・・・の余波でした。残念。後日、ファルスタッフの放送はあるかも知れませんが、そのとき自宅にいるかどうかは分からない・・・。(テレビみたいに予約録画(録音)できるシステムが、うちのラジオにはないので、リアルタイムで聴かないとダメなのです。)
 夜は、N響定期公演の生放送があり、こちらはちゃんと聴くことができました。プログラムはラフマニノフのピアノコンチェルト第3番と、ドヴォルザークの交響曲第8番でした。ラジオ放送での解説は、今日は野平先生でした。(野平先生にも、芸大時代、ソルフェージュをグループレッスンで習いました。野平先生の弾かれるピアノを間近で見られたのはとてもよかったです。)渋谷のNHKホールからの中継でした。
 この公演には、ジブリコンサートでも何度もご一緒している、ヴァイオリンのFくん(芸高・芸大の後輩にあたる人)が乗っており、事前に激励メールを送っていました。演奏はすばらしかったです。
 ラフマニノフも、ドヴォルザークも、スコアを持っていたので、楽譜を見ながら放送を聴いていました。ラフマニノフの精緻なスコアはすごいなぁと思いました。これだけのピアノパートでも、全部2段譜なのね・・・。(すみません、手持ちのスコアはDover版なので、オリジナル・スコアとは異なりますが・・・。)ラフマニノフのソリストは、ルガンスキーさんで、アンコールに練習曲「音の絵」No.8ト短調を演奏してくれました。
 ファルスタッフの中止は残念だったけど、夜は熱演の生放送を聴くことができて、よかったです。またいい勉強になりました。