muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

第86回日本音コン受賞者演奏会

muroyan2018-03-02

 2018年3月2日、東京オペラシティ コンサートホールにて、「第86回日本音楽コンクール 受賞者発表演奏会」があり、鑑賞してきました。
 昨年(2017年)の日本音楽コンクールの各部門優勝者たちによる、ガラ・コンサートです。梅田俊明指揮、東京フィルハーモニー交響楽団の共演でした。
 僕は、作曲部門で1位の久保哲朗くんの関係で伺いました。久保くんは、かつての僕のお弟子さんです。本当に立派になりました。
 久保くんの作品のみ、小鍛治邦隆指揮、アンサンブル・リームによる演奏でした。現代音楽ではうれしい再演です。
 トップバッターで演奏された久保作品「BABEL for 6 musicians」は、今回改めて聴いてみて、協和音へ惹かれる(実際、調性音楽の響きの引用があります)要素が感じられる、軽やかで納得させられる作品でした。とてもよかったです。
 その他、チャイコフスキーのピアノ協奏曲(第1楽章のみ)や、ワックスマンの「カルメン幻想曲」、ドニゼッティの「ランメルモールのルチア」ハイライト(ソプラノ)など、多彩なプログラムでした。長丁場でしたが、とても聴き応えありました。
 ソリスト達は皆若く、将来性が感じられて、少しうらやましくも感じました。久保くんにも、今後大いにがんばってもらいたいと思いました。終演後、彼に「今後どうするの?」と尋ねたら、しっかりした答えが返ってきて、感心させられました。
 今日の写真は、終演後にロビーで、久保くんとの1コマです。