【映画】閉鎖病棟 それぞれの朝 ほか 【展覧会】映画雑誌の秘かな愉しみ
※映画は3本とも、ネタバレはありません。
最近鑑賞した映画3本です。「閉鎖病棟」は名古屋のシネコンで友人と2人で観ました。「永遠の門」は、さいたま市のシネコンで、「紅い剣士」は国立映画アーカイブでそれぞれ、1人で鑑賞しました。
【閉鎖病棟 それぞれの朝】
閉鎖病棟が描かれることで俄然興味を持ち、観てきました。「あるある」だが、「ないない」みたいな感じだといいなあと思いましたが、その辺はよく分かりませんでした。
「事情を抱えていない人なんていない」の台詞が非常に印象的でした。ラストシーンも心に残る、意味深なものでした。
【永遠の門 ゴッホの見た未来】
ゴッホの画は大好きだし、彼について語り出すとちょっと止まらない metro さんの影響もあって、観てきました。
生前はほとんど認められなかった、その幾つかのシーンがかなり心にジンときました。カフェの壁にゴッホの画をたくさん飾ったら、店主に散々こき下ろされたり・・・今だったらと思うと、本当に感慨深い(?)ものです。
ゴーギャンとのやり取り、友情もよかったです。
あとは、南仏(ロケ地がどこかは分かりませんが)の自然が落ち着いた色調で美しく描かれ、アルルに旅してみたくなります。
アカデミー賞にもノミネートされているそうですが、映画通のシネキチ君に、「(この映画は)芸術映画のカテゴリーかなあ?」とLINEしたら、「そうかもねー」と返ってきました。
洋画は久しぶりでしたが、観てよかったです。
【紅い剣士】
昔々の白黒、無声映画です。(中国の映画。)それに、あの「新垣隆」氏がピアノの生演奏をつけるそうなので、彼のピアノ、音楽を聴きたくて国立映画アーカイブに足を運びました。
映画の内容(物語)は、ありがちなメロドラマでした。
ステージ下手にヤマハのグランドピアノがあり、新垣氏のファンとおぼしき女性もいたりしました。
果たしてどのような音楽が付くのかと興味津々でしたが、ドビュッシーあたりから(聞きやすい)無調の響きで、2時間以上弾きっぱなしでした。これは僕の勝手な想像ですが、大まかなプランがあり、細かいところは即興演奏だったのではないかと・・・。
国立映画アーカイブでのこのような上映に、新垣氏はこれまでにも出演しているので、今後もあるのなら、また来てみたいです。ほかのピアニストも無声映画に生演奏をつけているので、ほかの人ならどうなるかも、興味あるところです。
国立映画アーカイブには早めに到着したので、同館で現在開催されている展覧会「映画雑誌の秘かな愉しみ」も見学しました。(今日の写真。)キネマ旬報の創刊号や、アニメージュ、Newtypeの実物展示など、興味深い資料がたくさん並んでいました。
映画と雑誌は相性がいいと思うけど、ネット全盛、SNS天国の現代においては、映画雑誌の役割もだいぶ変わってきているとは思います。(想像します。)模索の時代なのかも知れません。