muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

Trio Cravates (トリオ・クラバット)コンサート (久保哲朗くん新作初演)

 2020年10月11日、都内、西新宿にある小さな音楽スペース「ガルバホール」にて、Trio Cravates (トリオ・クラバット)演奏会があり、お客として伺ってきました。初めて行く会場でしたが、内装が凝っていて素敵な空間でした。グランドピアノも備えられていました。

 お昼間に開催された、1時間ほどのコンサートでした。本日はオーボエ、クラリネット、ファゴットの3人でした。3人とも日本フィルハーモニー管弦楽団で演奏されている方たちで、若いイケメン3人組でした。

 コンサートでは様々な曲が演奏されましたが、僕のかつてのお弟子さんでもある、「久保哲朗」(くぼてつお)くんの新作初演があるとのことで、伺いました。

 久保くんの新曲、「Kururu 1」(クルル)は、このトリオによって委嘱された楽曲です。コンサートのトリ(最後)で演奏されました。「組曲形式で、単独でも演奏できる作品を」のコンセプトによる依頼だそうです。各楽器の特性を活かした、エネルギーあふれる、素敵な作品でした。3人による高度なアンサンブルによって、曲が一層、魅力的に聞こえてきました。

 ほかには、滅多に演奏されない珍しい楽曲や、イベールの「5つの小品」、J.S.バッハの「シンフォニア」から3曲(編曲作品)などでした。アンコールはシューマンのトロイメライ。この編成で聴けるのは珍しいですね。(オーボエの方がアレンジされたそうですが、久保くんの添削も受けたそうです。久保くんの芸高時代からの同級生だそうです。)

 管楽器3本による楽曲は、僕も芸大の学生時代に作曲したことがあります。そんなことも思い出しながら、ちょっと甘酸っぱい思いでこのコンサートの演奏を聴いていました。

 あと、当コンサートはネット配信でも披露されていたようです。(生配信かな。)コロナ禍における新しいコンサートの形でもありますね。

 開演前と終演後に、久保くんにご挨拶しました。教職にもつかれるそうで、今後の活躍に大いに期待したいです。

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