浅川トリオ ピアノ三重奏コンサート （杉並公会堂）

　2021年2月25日、都内の杉並公会堂小ホールにて、「浅川トリオ　濱野正編曲によるバレエ音楽の響き　ピアノ三重奏コンサート」があり、お客として伺いました。

　この演奏会は、「文化庁文化芸術活動の継続支援事業公演」として開催されたものです。ピアノ、ヴァイオリン、チェロのトリオで、チェロの浅川岳史さんとは何度も、N響団友オーケストラでご一緒しています。その縁で伺いました。ヴァイオリンは浅川実夏さん、ピアノは江上菜々子さんでした。そして、お話と編曲は濱野正さんでした。（ヴァイオリンとチェロの浅川さんは、ご夫婦です。）

　1時間ほどのコンサート（休憩なし）で、ピアノ三重奏によるバレエ音楽と、ピアソラのタンゴでした。3人で奏でられる豊かな響き、音色に酔いしれました。

　「クラシック音楽の編曲」（クラシックの編成からクラシックの編成へ）に関して、色々と考えさせられたり、興味深かったりした点も多々あり、僕にとっても大いに勉強になりました。有意義なひとときでした。

　チェロの浅川さんの演奏を、お客としてじっくり聴くのは今回が初めてです。ほかの楽器の音に埋もれず、かといって出しゃばることもなく、はっきり聞こえてくる美しい音色でした。さすがです。

　浅川さん、今日はありがとうございました。また共演できる日を楽しみにしています。

♪「眠りの森の美女」より パノラマ、ワルツ（チャイコフスキー）
♪「白鳥の湖」より 情景、ナポリの踊り、四羽の白鳥の踊り、黒鳥（同上）
♪「ラ・ジョコンダ」より 時の踊り（ポンキエッリ）
♪ブエノスアイレスの冬、忘却、リベルタンゴ（ピアソラ）
アンコール
♪ヴォカリーズ（ラフマニノフ）