千葉市美術館 初訪問 (田中一村展ほか)
今日は「のんびりホリデーパス」を使って、千葉市美術館を初訪問してきました。JR千葉駅からバスですぐ、バス停からはちょっと歩いたけど、そんなに遠くはなかったです。
今日が会期最終日の、「田中一村展」目当てで訪れました。休日の午後、コロナの影響もあって、ちょっとした行列(エレベーター待ち)ができていました。まあでもそれほどは待たずに受付まで行くことができました。
本日は田中一村展のほか、「ブラスチラバ世界絵本原画展」も開催されており、先にそちらから見学しました。たしかこの展覧会は、九州かどこかの美術館で巡回されているのを観たような記憶があり、感想は省略します。
「田中一村展」ですが、彼のイメージは僕の中だと、「孤高の画家」、「中央画壇には認められなかった人」、「僕の兄が画集を(昔)買っていた」、「(公立の)美術館ではなく、デパートの催事場で展覧会が開かれる」等々でしたが、田中一村の画をまとまってみる機会が実は今までなくて、期待して千葉市美術館まで(はるばる)訪れた次第です。
・・・確かに田中一村の作品がたくさん並んではいたのですが、「こういう一村の作品が観たかったんだ!」のイメージに当てはまる作品が、「アダンの海辺」くらいしかなくて、ちょっと(展覧会に持っていたイメージと)異なりました・・・。でもでも、「アダンの海辺」は非常に素晴らしい作品で、感動しました。写実がすごいですね。果実の香りや、波の音が聞こえてくるかのようでした。
田中一村は、当日の東京美術学校にストレートで合格したそうですが、入学後わずか2ヶ月で「自己都合退学」したそうです。なるほど・・・。
千葉市美術館の常設展も見学しました。今季は葛飾北斎の浮世絵や、日本画の大御所の作品等々展示されており、よかったです。
企画展は2つとも撮影禁止、常設展は全体の7割くらいが撮影可能でした。
以下、「田中一村展」の垂れ幕と、本日の常設展で撮った写真です。(全28枚掲載します。)