コンサート : 静岡県郷土唱歌を歌おう (ヴァイオリン羽島さん客演)
2021年3月21日、東静岡のグランシップ 大ホール・海で行われた、「静岡県郷土唱歌を歌おう」コンサートをお客として鑑賞してきました。(友人のかおる君とご一緒しました。)オーケストラ(静岡交響楽団)と混声合唱によるコンサートでした。
ちょうど前日から静岡県を旅行していたのですが、その前日(3月20日)に、N響団友オーケストラでいつもお世話になっている、ヴァイオリンの羽島さんとグランシップの近くでばったり出会い、このコンサートへ出演と知り、当日のコンサート鑑賞となったわけです。ですので、このコンサートのことは全く存じ上げておりませんでした・・・。オーケストラも団友オケではなく、静岡交響楽団でした。羽島さんは客演、ほかに、同じく団友オーケストラで何度かご一緒した、ヴァイオリンの結ちゃんも出演でした。
さて、コンサートはまず、ワーグナーの「タンホイザー序曲」からでした。マエストロ(指揮者)は若い男性(松川智哉氏)で、丁寧に振っていました。よかったと思います。オーケストラもよく鳴っていました。
ワーグナーの後はいよいよ、合唱と管弦楽による「静岡県郷土唱歌」の演奏でした。中村透(作・編曲)、平川加恵、青柿将大(オーケストラ編曲)による作品です。中村透氏は2019年に亡くなっています。
今回披露された、「静岡県郷土唱歌」の中に、僕が知っているメロディーはほとんどありませんでしたが、絶妙なオーケストレーションの中に、アルプス一万尺や茶摘み(童謡)、モルダウなどの引用が挟まれ、大変興味深かったです。ふだん編曲の仕事もある自分なので、オーケストラの扱い方に注意深く耳を傾けました。
40分を超える大曲(組曲)でしたが、合唱団、オーケストラの好演に支えられ、十分に迫力ある演奏でした。聴き応えありました。
コンサートの前に羽島さん、結ちゃんと会うこともできましたし、本番直後、ステージ(フラットなステージでした)にいる羽島さんとお互い、手を振って「ご挨拶」することもできました。よかったです。
静岡交響楽団の演奏を聴くのは、今回が初めてでしたが、今日は女性がコンサートマスター(ゲストコンサートマスター)で、楽団としても非常に丁寧な演奏を聴かせてくれました。
羽島さんとはまた、N響団友オーケストラでご一緒することが決定しており、次回もよろしくお願いします! 今日はありがとうございました。