ピアノ・アフタヌーンコンサート17～ピアノで奏でるカンツォーネ～

　2021年6月13日、埼玉県鴻巣市の田間宮生涯学習センターにて、室谷章リサイタル「ピアノ・アフタヌーンコンサート17～ピアノで奏でるカンツォーネ～」本番でした。（鴻巣＞こうのす、田間宮＞たまみや。）

　まずは、このコロナ禍の中で予定通り開催できたことに、感謝します。感染症対策も取り、客席数を減らしての実施でした。（満席御礼でした。）

　17回目となるピアノ・ソロコンサートでしたが、今日は朝から柄にもなく緊張してしまい、朝ご飯も食べられず、直前の会場リハーサル（会場練習）も、鍵盤には「触った程度」で終わらせてしまい、まさに「本番勝負」となりました。

　今日は友人の、かおる君から贈られたネクタイ、そして同じくN君から贈られたネクタイピンを着用して、本番に臨みました。おニューのものを身につけると、なんだか身が引き締まります。

　今回は、イタリアのカンツォーネを自分自身でアレンジして、ピアノソロバージョンでお届けする内容でした。人気の高いカンツォーネを選曲したため、ごまかしが利かず、曲自体は「愛と恋」を歌い上げるようなものでも、弾いている方は必死になって、注意を払いながら演奏していました。

　このコンサートのために書き下ろした新曲、「パスタ、ピッツァ、ラザーニア！」も、演奏時間わずか2分の小品でしたが、各パートの独立性を持たせつつ、構成し、手応えを感じる演奏に仕上がったかと思います。

　全体を通して、ミスタッチなどはありましたが、それを減らすためには「日々の練習」がやはり欠かせないなぁと痛感しました。地道な練習はあまり得意ではないので、今後の課題としたいです。

　アンコールは、クラシック曲や即興演奏を中心に3曲演奏しました。それを含めても1時間半で終了し、昨年よりコンパクトな演奏会になりました。

　会場にいらした皆さまには、大きな温かい拍手を惜しみなく送られ、本当に感謝しています。コロナ禍でもこうやってご来場くださり、お客様あってのライブだと改めて思いました。

　そして、田間宮生涯学習センターのスタッフさんにも本当にお世話になりました。何度となく打ち合わせや、事前の会場練習に場所を提供してくださり、感謝に堪えません。

　終演後にお客様に記入いただいたアンケートには、すべて目を通しました。このコンサートシリーズが初めての方もいれば、何度もいらしてくださっている方もいました。（半々くらいの割合でした。）好評のものばかりで、うれしかったです。大いに励みになりました。

　お花やお菓子などの差し入れの品も、ありがとうございました。お家が花屋さん、お菓子屋さんのようになり、わくわくしています。

　およそ半年をかけて準備をしてきた夢のような時間も、終わってしまえば本当にあっという間でした。演奏している最中、幸せを感じていました。人前で演奏できる、発表できる機会が、また続いていくとうれしいです。

　本日ご来場の皆さま、スタッフの皆さん、今日は本当にありがとうございました。お疲れさまでした！

令和3年度鴻巣市田間宮生涯学習センター主催事業
ピアノ・アフタヌーンコンサート17～ピアノで奏でるカンツォーネ～

オー・ソレ・ミオ（ディ・カプア）
サンタ・ルチア（コットラウ）
マリア・マリ（ディ・カプア）
忘れな草（デ・クルティス）
帰れソレントへ（デ・クルティス）
フニクリ・フニクラ（デンツァ）
ミニ・トークコーナー「続・素顔（？）のデーモン閣下」
マッティナータ（レオンカヴァッロ）
禁じられた音楽（ガスタルドン）
前奏曲「パスタ、ピッツァ、ラザーニア！」（室谷章、2021 初演）
カタリ・カタリ（カルディッロ）
マンマ（ビクシオ）
～アンコール～
白鳥（サン・サーンス）
6月の舟歌（バルカローレ）
メドレー2021（改訂初演）

全曲、室谷章編曲