muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

埼玉県立近代美術館「勅使河原宏展」

美しい

 北浦和の埼玉県立近代美術館にて、企画展と常設展を見てきた。
●企画展「勅使河原宏展−限りなき越境の軌跡」
 観覧者はまず、無数の竹でできた長い長いトンネルをくぐる。もちろん美術館内にしつらえたもので、組み立てるのは大変だったかも。
 生花の家元、映画監督、画業にも手を染め幅広い歩みを残した勅使河原宏。生花は写真が多かったのが残念。(でも撮影してるのは土門拳だったり篠山紀信だったり。)
 書もあったが味わいがあった。(「いろはにほへと」や漢字のもの。)
 映画監督としては「豪姫」などを監督。ポスターやパンフレットの展示があったが、「他人の顔」という監督作品のポスターでは、村松英子さんの名前があった。あと、この監督の作品の音楽は武満徹の手によるものが多い。
 CDを聴けるスペースもあり、ジョン・ケージのイベントなどの音源があった。
 今日の写真は、勅使河原茜による生花。展示室外にあり、撮影可のようだった。
●常設展第1期「西洋の近代美術−ドラクロワからピカソまで」
「埼玉の美術家たち−100年の軌跡」
「美術館物語−絵画はこうして蘇る」
 ピカソの「静物」やルノワールの「浴女」はあったが、モネの「積みわら」がなかった。残念。
 埼玉の美術家たちでは、何人か知ってる画家の絵があった。
 絵画修復の紹介も、興味深いものだった。当館所蔵のシャガール、ピカソも、状態がよくなかったため、修復したそうだ。
●埼玉県立近代美術館のサイト・・・http://www.momas.jp/