第27回 損保ジャパン美術財団選抜奨励展

　新宿の損保ジャパン東郷青児美術館で、「第27回 損保ジャパン美術財団選抜奨励展」を見てきた。
　平面作品と、今年は立体作品もあった。いろいろな団体から推薦された作品を集め、さらに会場での審査で優秀賞などを決める。
　損保ジャパンだからか、あからさまな抽象画は少なく感じられた。完全な具象画も多い。
　この前MOTアニュアル2008で見た作家と同じ感じの作品があったので、MOTのサイトを調べてみたら、違う人だった・・・。
　正直、いろいろな作品があって、どう捉えてよいかわからず、図録に載っていた作家のプロフィールを見てみたら、芸大卒の人は3人くらいで、半数の人は学歴すら載っていなかった。
　この展覧会（というかコンクールと言うべきか）は、画壇的にはどのような位置づけになるのだろうか。クラシック音楽における毎コンくらいの権威はあるのだろうか。