muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

亜細亜象演劇卸売市場公演「みんなの目の黒いうちは」

届いた花束

 下北沢OFFOFFシアターにて、亜細亜象演劇卸売市場番外公演「みんなの目の黒いうちは」初日の舞台を観てきた。(脚本・演出 寺師良克)
 集団自殺を企て集まった男女6人が、葛藤の末、全員生きて帰還する・・・といったストーリー。
 と、書いてしまえばなんでもないのだが、「サスペンス喜劇」と銘打っていて、笑いの要素もある。
 ・・・久しぶりに良い芝居を見たと思う。登場人物(全員が最初から最後まで出ずっぱりである)各々のキャラクターがよく立っていて、個性的であった。
 脚本もよく練られていた。多少ギャグが上滑りだったが、それを補ってあまりある、お芝居の脚本といった感じ。
 音響と照明が何気によかった。BGMは極端に少なくて、クラシック(フォーレのレクイエムなど)を中心にここぞというシーンで流れるので効果的。照明の、極端な光の変化はないが、芝居の要所要所でムードたっぷりに変わっていく。
 ラストは、あれでいいと思うが、GoodであってBestではなかったような・・・? 改めて結びの場面の作りにくさを感じた。
 公演は6日まで。
●亜細亜象演劇卸売市場のサイト・・・http://www.ajiazou.com/