muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

東大寺御宝・昭和大納経展 ほか4つの美術館

大倉集古館

 都内を廻り、いろいろ展覧会を見てきた。以下、見てきた順。今日は1人で行動した。
(1)近代日本画と洋画にみる対照の美(泉屋博古館(せんおくはくこかん)分館)
(2)東大寺御宝・昭和大納経展(大倉集古館)
(3)エミリー・ウングワレー展−アボリジニが生んだ天才画家−(国立新美術館)
(4)モディリアーニ展(同上)
(5)KAZARI−日本美の情熱−(サントリー美術館)
●対照の美
 泉屋博古館分館は初めて行く美術館。地下鉄六本木一丁目駅からずっとエスカレーターを5つくらい上った果てにある。(歩く距離は少ない。)
 浅井忠や梅原龍三郎の油絵が並んでいた。日本画もあった。「洋画に見る」と言っているわりにはモネの油絵が2点あるだけ。まぁモネだからいいけど。
 展示室は2つあり、それほど広くなかった。
●東大寺御宝・昭和大納経展
 こちらも初めて訪れた。ホテルオークラの美術館。泉屋博古館分館から少し歩いたところにあり、道すがらスウェーデンとスペインの大使館があった。
 さて、奈良・東大寺の昭和時代の法要(なにかの落慶?)に納められたお経など。見返し絵には、奥村土牛、平山郁夫、須田克太等々日本画の巨匠が名を連ねていた。すごい顔ぶれだった。
 館内には国宝も展示。展示館自体が重要文化財なのだそうで。(写真。)
●エミリー・ウングワレー展
 アボリジニの女性画家。画家といっても、80歳を過ぎてから精力的に絵を描いたのだそう。今日は音声ガイド(真野響子ナレーション)を借りた。
 作品は抽象絵画だが、自然をモチーフにしている。作家はアカデミックな教育など受けていないが、現代アート界で高い評価を得ている。
 アン・ルイス蔵とエルトン・ジョン蔵の作品があってちょっとびっくり。
 今日が会期初日だった。
●モディリアーニ展
 4回目くらいなので感想は割愛。この展覧会では初めて音声ガイドを借りたのだが、肖像画のモデルについて、「この人物は〜」というパターンが多く、残念だった。ただ、ガイドを聞いていたら、「ここで突然クイズです!」と始まり、「モディリアーニの人物画に瞳がないのは何がきっかけでしょう? 答えを知りたい方は音声ガイドの50を押してください」というのがまぁいいといえばいいか・・・。(答えは「彫刻」がきっかけ。)
●KAZARI
 縄文土器から、古い着物まで幅広く「かざり」を展示。ただ、いつもの展示物を展覧会タイトルを変えて出しているだけのような気も・・・?
 国宝も展示されていた。仏具など。
 音声ガイドを借りようかとも思ったが、展示品のほとんどにそこそこの解説文が付いているのでやめておいた。
 今日は六本木一丁目から六本木駅(東京ミッドタウン)まで歩いて行けるか、人にも訊いたのだが遠そうなので諦め、2回も乗り換えがあるので、途中で千代田線なので乃木坂に行き先を変更、でも乗り過ごしたりといろいろだった。