muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

花鳥の美 ほか6つの美術館、博物館

花鳥の美 ほか

 最近行ってきた展覧会。(2)〜(4)は大学同期の田尻くんと、(6)と(7)は父と行ってきた。後は1人で行動。
(1)生誕120年記念 長谷川潔展(横浜美術館)
(2)ことばの力 書の力(相田みつを美術館)
(3)「くじけないで」99才のデビュー 詩人・柴田トヨの世界(同上)
(4)花鳥の美 ―珠玉の日本・東洋美術(出光美術館)
(5)脇田和(わきたかず)詩のように、音楽のように(第一生命ギャラリー)
(6)忍藩主たちの書画・書状(行田市郷土博物館)
(7)第16回 彩夏展(行田市産業文化会館 アートギャラリー)
 初めて見たものに限って感想を記します。
●長谷川潔
 この時期横浜美術館で開催されることになっていた、「プーシキン美術館展」が中止になり、その代わりに行われた展覧会。
 5,6年前にも長谷川潔展がこの美術館で開かれており(ブログに記事があります)、その時初めて氏の名前を知ったのだが、あれ以来気になる作家になっていて、今日は「よく知っている状態」(?)で見ることができ、有意義だった。
 初期から、「長谷川調」とでもいうべき、独特な静謐画調の版画が堪能できた。この雰囲気がいいね。
●花鳥の美
 鳥と言っても、鶏の画が多かったのはなんとも。伝統的な日本の美を味わえた。仁清の器もあったような。出口近くの展示室では、今回はルオーの油画があった。(ムンクはなかった。)
●脇田和
 脇田氏は故人で、芸大教授も務め、文化功労者にもなった人。(芸大卒ではない。)第一生命ビル内の郵便局に行ったら、偶然やっていて見ることができた。軽井沢の大賀ホールの近くに、脇田氏の美術館があるそうだ。ここんとこ毎年「赤毛のアン」などで大賀ホールには行ってるけど、空き時間に行けるだろうか・・・。(無理っぽい。)
 画調は優しく、味わいがあった。油彩だけど、パステル画のような雰囲気・・・。
●忍藩主
 書画とは言っても、絵の展示は1点くらいしかなかった。あとは書状ばかり・・・。家康など、当時の武将の手紙がいっぱい展示されていた。贈り物のお礼の返礼など。色彩には乏しかったけど、手紙の翻訳も展示されていて、今も昔も、心情って変わらないんだなぁと再認識。
●彩夏展
 「アートギャラリー」があるというので、喜んで結構な距離を忍城から歩いて行ったら、「行田市書道人連盟」というところの展覧会(発表展示)だった。書の善し悪しは分からないが、達筆な漢詩や仮名(かな)が並んでいた。
 田尻くんとは、去年の6月10日以来の再会だった。展覧会見物のあと、一緒に中華ランチして、同期の近況や、仕事のことなど色々興味深い話を伺えた。田尻くんも現在ダイエットしていて、遅い時間には食べないそうだ。
 今日は忍城(おしじょう)では、奇抜な(?)格好をしている若い女子をたくさん見かけた。ジャパネスク衣装というか・・・。自分たちで撮影もしているようだった。なんだったんだろう。忍城の方でも公認しているイベントなんだろうか。
 今日の写真は、国立西洋美術館「奇想の自然」から。(本文には関係ありません。)