muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

東日本大震災から1年

大震災から1年

 1日遅れたけど、東日本大震災から1年たった。
 あの日はたまたま家にいて、母と一緒だった。「いつものパターン」ならじきに止む揺れがなかなか収まらなくて、そのうちに震度5強の激しい揺れがおそってきて、パニックになってしまった。
 食器はいっぱい割れるし、揺れの最中に停電になるし(なかなか復旧しなかった)、すごかったのを覚えている。
 揺れが収まった後、テレビはつかないし、情報はPCやスマホに頼るほかなかった。夕方、兄が帰ってきて、灯りのことを言ったので、懐中電灯をようやく用意した。(僕も母も脱力状態で、何もできないでいた。)夜、ようやく電気が復旧し、すぐにテレビをつけたら、飛び込んできたのは気仙沼の火災の様子・・・。胸が潰れる思いだった。
 父は、バスでなんとか志木まで出て、兄に車で迎えに来てもらった。(その日のうちに帰宅できた。)無理に帰宅せず、勤務先に泊まらせてもらう手もあったろうが、動転していて余裕もなく、「何が何でも帰らねば」との思いだったと思う。
 日本ってすごい国だなぁと思ったのは、震災当日の地震の前、郵便の不在票が入っていて、その日の夜に再配達を頼んだら、ちゃんと、地震の後の夜、郵便屋さんが配達に来たのである。(再配達の手配をしたのは、地震の前。)この非常時に、立派だと思った。で、配達の人に、町の様子を聞いたりした。
 震災後はしばらく、1階のリビングで寝る生活だった。本当に自分の人生の中で、初めての経験だった。
 最近は、首都直下型地震のことをよく考える。都内にはよく行くし、地下鉄にもしょっちゅう乗る。そんな中、大地震にあったら、自分は無事でいられるだろうか・・・。
●震災当日のブログ・・・http://d.hatena.ne.jp/muroyan/20110311