muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

鮭ストラップ

鮭ストラップ

 おととい(12/15の日記参照)芸大美術館に行った際、「鮭」のストラップがあったので思わず買ってしまった。(税込み735円。)
 写真ではちょっとわかりづらいのだが、鮭の半身が露わになっている。
 日本の近代洋画で高橋由一(たかはしゆいち)にこの鮭を描いた油絵がある。(「鮭図」)切手にもなっていて有名な絵だと思うのだが、その鮭をモチーフにしたストラップなのだ。洋画好きな人ならにやりとするかも。
 思えば今年の夏に楽天で買った蚊遣り豚のストラップはすぐに壊れてしまった。今度の鮭ストラップは金属製だし長くもつと思う。長持ちしてくれよ〜気に入ってるんだから。
高橋由一
高橋由一 たかはしゆいち 1828〜94 洋画家。佐野藩士の子として江戸の藩邸内に生まれる。初めは狩野派などの伝統絵画をまなんでいたが、嘉永年間(1848〜54)に西欧石版画の迫真性におどろき、西洋画をまなぶことを決意したという。1862年(文久2)に幕府の蕃書調所(ばんしょしらべしょ)画学局に入所。66年(慶応2)には横浜居留地のイギリス人挿絵画家チャールズ・ワーグマンをたずね、その指導をうけた。
維新後の1873年(明治6)、日本橋浜町に画学教場天絵楼(のちに天絵学舎と改称)を創設、門弟の指導にあたりながら作品を発表した。この時期に吉原松本楼の花魁(おいらん)をえがいた「花魁図」(1875頃)や半身の鮭をえがいた「鮭図」(1877頃)などは、油彩画の技法を生かした迫真的な質感表現と素朴な写実性によって、明治初期の洋画を代表する作品となっている。また、後期の「酢川にかかる常盤(ときわ)橋」(1884)のような土木工事の完成を記念する一連の風景画では、油彩技術の成熟をみることができる。
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