劇団S.W.A.T!公演「SANADA XI」

　渋谷の青山円形劇場にて、劇団S.W.A.T!第３０回公演「SANADA XI（サナダ　イレブン）」初日を観た。（作・演出・出演　四大海）
　劇団S.W.A.T!の公演を観るのはこれで実に７年ぶり二回目だが、前回見たものもちゃんと印象に残っており、今日は期待を胸に劇場へと向かった。（客席は満席だった。）
　円形のステージを縦横無尽に使った、パワフルな舞台だった。
　「四大海流○型（まるがた）時代劇スペシャル」と銘打ち、虚々実々（史実とフィクション）織り交ぜてのステージだったが、時代劇特有の古臭さや型は感じられず、役者たちは自由に演じていた。また、真田十勇士がいずれもよくキャラが立っており、いい演技をしていた。全体の演技の確かさは演出によるものだと思う。衣装（いわゆる時代劇ものの衣装ではなく、現代劇風のものをアレンジ）もセンスが良い。
　１時間５０分の公演時間はあっという間だったが、客席最後方で観ていた自分には、　舞台上の熱気が今ひとつ伝わってこないような気もした。初日だからだろうか。
　舞台捌け口がいくつもあり、出入りも頻繁で役者は大変だったろうと思う。劇団のサイトにもそんなこぼれ話が載っていた。
　公演は２３日まで。頑張ってください。
●劇団S.W.A.T!のサイト・・・http://www.swat-net.com/