G-クレフ「ペル-メル」

　G-クレフというバンドをご存じだろうか。すでに解散してしまったし、バンドといってもヴァイオリンやピアノなどのアコースティックな楽器主体（ヴォーカルなし）のインストゥルメンタルのバンドだ。（「G-クレフ」とはト音記号のこと。）
　でもなぜか紅白歌合戦に出場したことあるのよねぇ・・・。（ゲストではなく歌手陣の一人として。）
　そのG-クレフのファーストアルバムが写真の「ペル-メル」である。1989年発売だそうだ。
　「チゴイネルワイゼン」や「チャルダッシュ」などのクラシックの名曲をアレンジしたものや、オリジナル曲も入っているのだが、白眉はドラマ「夏の嵐」のテーマ曲である。
　ドラマ「夏の嵐」は渡辺裕之、高木美保主演の華族をモチーフにした「グランドロマン」系のどろどろ昼ドラである。当時高校生だった自分は夢中になったものだった。
　このCDにはそのテーマ曲のほか、二曲挿入曲が収められている。テーマ曲はリズミカルな、どろどろ系昼ドラにはもしかしたら似つかわしくないどこか高貴な曲である。
　G-クレフのヴァイオリンの落合さんとは高校時代に草野球を一回やったことがある。後にメンバーに加わった（このアルバムには参加していない）同じくヴァイオリンの渡辺さんは芸大時代に一緒にソルフェージュの授業を受けた仲だ。（ノリのいい人だった。）
　皆さん今はなにをしているのだろうか・・・。