muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

G.ガーシュウィン「SWEET AND LOW-DOWN」

楽器と歌とではテンポ指定が違う

 29日に金沢で本番の環境ミュージカル(国連クラシックライブ協会主催)で使うために、G.ガーシュウィンの「SWEET AND LOW-DOWN」という曲をオーケストレーションした。
 かなり変則的な編成のオケで、それはそれでいいのだが、問題はこの曲である。
 今回は二台ピアノ譜が原曲の楽譜なのだが、元々のオリジナルは違うらしい。(ヴォーカルも入っているらしい。)で、ガーシュウィン自身のピアノロールによる演奏を採譜して、さらにそれを二台ピアノにしたらしいのだ。
 で、ガーシュウィンの演奏の気まぐれなことといったら・・・。全体は単純な形式なのだが、細かい節回しとか微妙に違っているのだ。AとA'とA''みたいな・・・だから単純にリピートとかできない。いちいち書いていかないと・・・これには苦労させられた。
 それにしてもヴァイオリン1、(ヴィオラ担当もできる)クラリネット、フルート、サックス持ち替え1、チェロ1、ホルン1、トロンボーン1、パーカッション、ピアノというすごい編成である。編曲者泣かせだ〜。