muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

Pretty Pink Princess公演「SUMMER PRINCESS」

ロビーにもいろいろ展示

 今日のことではないが、新宿のシアターブラッツにて、Pretty Pink Princess公演「SUMEER PRINCESS〜Princess in wonderland」を見てきた。(作・演出 錦織伊代)
 デザイナーの卵とその双子の姉妹の織りなす、現実世界とファンタジー世界を自由に行き来する、ちょっとミステリー仕立ての物語である。(「不思議の国のアリス」の世界をちょっと取り入れている。)
 脚本は丁寧で、適度にお笑いも混ぜながらわりとシリアスに物語を紡いでいく。ラストが冗長だったのが気になったが・・・。もっとコンパクトにまとめた方が全体の印象もよくなったと思う。
 演技は全体に「過剰」。演出の問題なのだろうか、シアターブラッツの小さな舞台には似つかわしくないほどの「舞台」的な演技をしていて気になった。
 舞台セットは・・・この劇団の信じる「かわいい」を具現したものだと思う。ピンクを基調にフリルなど「かわいい」の要素をふんだんに盛り込んでいるのだが、ちょっと貧乏くさく思えた。(故ナンシー関は「ゴージャス」の対義語として「貧乏くさい」と言ったが・・・。)
 なんか批判めいたことばかり書いてしまったが、全体としての印象はそんなに悪くなかった。ただしこの公演のチラシはだめだめである。今回はつまらないんだろうなぁとばかり思って見に行ったのだった・・・。
 公演は11日まで。
●Pretty Pink Princessのサイト・・・http://www.geocities.jp/preprepink/