muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

Finale2005J

Finaleの箱

 楽譜ワープロソフト「Finale2005J」を以前に買い(新宿ビックカメラで63000円もした)、今日本格的に使い始めてみた。
 かなり高機能なので使い勝手がわかりづらいと思い、音楽之友社から出ている解説本(3150円)も買いそろえ、傍らに置きながら楽譜作成してみる。
 今日作ってみた楽譜は、クラリネット、弦楽四重奏、ピアノによるスコア。今度の赤毛のアンさいたま公演で使うものだ。
 まだMIDIキーボードはなくて、マウスで一つ一つ打ち込んでいくステップ入力で音符を入力していくのだが、これはだいたいわかる。休符用のウィンドウ(パレット)が初期状態では開いていなくて、これを表示させるのに手間取ったが。
 作成が進んでいくと、やり方がわからないことが次から次へと出てくる。解説本を見てもわからないことが出てきたので、早速ソフト発売元のカメオインタラクティブ電話サポートにかけてみた。
 それほど待たされることなく受付の人が出てくれるのだが、実際にFinaleのことを答えてくれる人がまだ前の人の質問が終わっていないとかで、こちらの連絡先を聞かれ、折り返し電話をくれた。待たされることは待たされるが、無駄に電話代を使うことがないのである意味親切である。
 なお、受付の人にこちらの名前を聞かれた。ソフトのユーザ登録したときにユーザIDも発行してもらったのだが、それは聞かれることがなかった。コピーユーザの質問にも答えてあげているのだろうか・・・?
 今日だけで5,6回はサポートに電話したと思う。あとでヘルプファイル(PDFで用意されている)を見たら、それを見て解決できたようなこともあったが・・・。
 使ってみての感想だが、今日はこの編成(クラリネット、弦楽四重奏、ピアノ)で43小節のスコアとパート譜を仕上げるのに、3時間30分かかった。(ただしピアノの譜面にはほとんどなにも書き入れていない。)手書きで仕上げるのとどちらが早いかなぁ・・・。ただ、今日作った楽譜は、スコア全体を長2度下げたバージョンを作らなくてはいけないので、手書きでやっていたら一からやり直しだが、PCで作成するのは一発(のはず)だ。こういう作業はPCソフトの強みだ。
 また、五線紙を用意する必要がないのも助かる。五線紙ってなかなか「これ」というものがないし、いちいち買いに行くのも面倒なのだ。こういった楽譜ワープロソフトが普及したら、ますます市販五線紙の需要は少なくなってしまうだろう。
 まだまだこれからいろんな楽譜を作成して、Finaleの操作に慣れたいと思う。
●Finale2005Jの紹介ページ・・・http://www.cameo.co.jp/finale/