muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

下流社会とファスト風土〜立教大学公開講演会

三浦さんの講義

 池袋の立教大学にて、立教大学大学院 21世紀社会デザイン研究科 公開講演会を聴講してきた。題して、「ベストセラー「下流社会」の著者三浦展(あつし)を迎えて 「下流社会とファスト風土」〜新たな階層集団の出現と消費社会から今の時代を読み解く〜」という長いもの。一般、立教大学学生を対象とした無料の講演会である。
 講演は19:00開始で、30分ほど前に会場に到着したら、かなりの数の人がいた。(年配の人が多かった。)開始時には満員御礼の盛況。補助椅子まで出していた。
 今日は三浦展、吉田司(つかさ)、中村陽一の三氏による講演会。最初に三浦さんがパワーポイントとともに一席ぶち、その後三氏によるパネルディスカッションという流れ。
●三浦展:消費社会研究家、立教大学大学院21世紀社会デザイン科研究科講師、NPO法人21世紀社会デザイン・ラボ理事
●吉田司:ノンフィクション作家
●中村陽一(コーディネーター):立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科教授、NPO法人21世紀社会デザイン・ラボ代表理事、NPO法人21世紀コープ研究センター常任理事
 三浦さんの話が一番面白かった。最初の一席では、日本社会で自分を上流、中流、下流で分けた場合(自覚)、上流と下流の二極分化が進んでいるとし、日本全体が郊外型の大型ショッピングモールのような「ファスト風土」化が進んでいるとする。実例として秋田県横手市(かまくらで有名)や京都市内の写真を挙げ、こういった歴史的な都市でもジャスコやユニクロなどの大型店が幅を利かせている現状を示す。
 あとの二人の話は正直あまり覚えていない。吉田さんの話はわかりにくかった。
 今日は20:30終了予定だったのだが、大幅に延長され、終わったのは結局21:00頃だった。
 一緒に行ったWaTaNaBeさんお疲れ様でした。