muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

「書の至宝」「印象派展」そのほか

書の至宝の看板

 昨日書いた講演会の前に、WaTaNaBeさんと展覧会に行っていた。
●書の至宝 日本と中国(東京国立博物館)
 商(殷)の時代の甲骨文字から江戸時代までの幅広い年代の書を一堂に展示。
 行書や草書だとなにが書いてあるかわからないが、楷書の整然とした漢文の書には感動してしまう。日本人なので「経」とか「仏」とかわかるのでちょっとうれしい気分に。
 古今和歌集などの「かな」の書も流麗で美しかった。こちらはほとんど判別できなかったが・・・。
 書の展覧会ということで空いてるだろうと思ったら大間違い。大勢の来場者でごった返していた。年配の人がすごく多かった。
●新春企画 博物館に初もうで「犬と吉祥(きっしょう)の美術」(東京国立博物館)
 戌年にちなみ犬にちなんだ展示など。円山応挙の子犬の絵がとてもかわいらしかった。これだけ見たくて立ち寄ったのよね。応挙の長男の同じような子犬の絵などあったが応挙でないと・・・。
●渋谷で出会う ポーラ美術館の印象派コレクション展(Bunkamuraザ・ミュージアム)
 ルノワール、モネ、ゴッホとまさに日本人好みの展覧会。ポーラ美術館は知っていたけれど、箱根の奥の方みたいだしなかなか行けないのでいい機会だった。
 先日、印象派やピカソなどの贋作を多く手がけ、美術商にいっぱい売り払った贋作家の新聞記事を見ていたので、「この中にも偽物があったりして・・・?」などと思ったりしてしまった。
 こちらの展覧会は思ったよりずっと空いていて、じっくり絵を見ることができた。
 モネの睡蓮の絵が、つい先日見た富士美術館のそれとそっくりだったので苦笑してしまった。二つ並べてみても気がつかないんじゃないか? またこの展覧会の中にも、モネの「グラジオラス」と題する絵が二点あり、グラジオラスがまったく同じように描かれていた。
●東京国立博物館のサイト・・・http://www.tnm.jp/jp/servlet/Con?pageId=X00/processId=00
●印象派コレクション展のサイト・・・http://www.bunkamura.co.jp/museum/index.html