muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

「お化け旅館」「Dear...私様」

昼の芝居に届いた花

 昼は池袋の東京芸術劇場小ホール2にて、2006ぱるエンタープライズ4月公演「お化け旅館〜踊る優麗魂」公演2日目のマチネを観てきた。(作・米田基、脚本・米田基、加藤まゆ美、演出・出演 加藤まゆ美)
 地方の旅館を舞台に、お化けが出たりでなかったりするコメディタッチのお芝居。
 とにかく登場人物が多い。セリフのほとんどない役も含めたら20人以上は出てきたのではないだろうか。明らかに中学生みたいな子もいたけど、学校はどうなってるんだろう・・・。
 で、内容だがあまりおもしろくない。「つまらなさすぎて・・・」というようなこともないのだが、ストーリーに無理があってすんなり舞台の物語の中に身をゆだねることができない。終始「ふ〜ん」って感じなのだ。
 今公演は「お化け」が重要なモチーフとなっているのだが、本物のお化けが出てくるところと偽物のそれが出てくるところであまり描きわけができていない。お芝居なんだからもうちょっと処理のしようもあるだろうに。
 公演は30日まで。
 夜は同じく東京芸術劇場小ホール1にて、グワィニャオン公演「Dear...私様」初日の舞台を観てきた。(作・演出・出演 西村太佑)
 一人の男の少年時代、青年時代の人々との関わりを描く、わりと壮大な物語。
 こっちもつまんなかった。何が言いたいのかさっぱりわからない。2時間以上の舞台は苦痛だった。「みんなで(虚空の)一点を見つめる芝居」はベタだからやめてね。
 東京芸術劇場小ホールは、はずれの少ないところなので期待していったのに、どうにもこうにも時間を無駄にしてしまった。残念。昼は自由席だったので最前列、夜は指定席だったので最後列で観劇した。
 公演は30日まで。
●(株)ぱるエンタープライズのサイト・・・http://www.pal-enter.com/
●グワィニャオンのサイト・・・http://www.equivocal.info/guwalinyaon/
(グワィニャオンのサイトは、2006年5月中旬よりURLが変更になります。)