muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

ふしぎ南極大陸展、若沖(じゃくちゅう)展

4.5畳くらいの広さ

 上野で展覧会を2つ見た。本当は芸大美術館の「ルーブル美術館展」も見る予定だったのだが、長蛇の列で入館まで50分待ちということで諦めた。ルーブルはまた今度。
●ふしぎ大陸南極展2006(国立科学博物館)
 暑い夏にふさわしく涼しい展覧会。南極大陸の風土や、日本の南極越冬隊の様子を探る。
 結構人が多くてあまりじっくり見られなかった。日本の南極探検の草分け、白瀬中尉の展示がなかなかよかった。南極大陸に「大和雪原」の名を残した人だが、南極大陸探検のため多額の借金(現在のお金で2億円!)を背負ってしまい、帰国後は自宅を売り払ったり、講演で全国を飛び回ったりしたようだ。
 今日の写真は、展示会場内の、「南極越冬隊」の個室である。この博物館は、展示物のデジカメ撮影OKみたいなのだ。(映像展示物の撮影はNG。)ミサワホームが協力しているんだって。
 最後に、会場外に設置してある「南極体験コーナー」に入る。(南極大陸展の半券が必要。)コンテナみたいな内部が、-5℃になっていて、すごく涼しい・・・というか寒い。プチ南極気分を味わった。
●プライスコレクション「若沖(じゃくちゅう)と江戸絵画」展(東京国立博物館)
 こちらはmetroさんと一緒に見た。江戸時代の日本画の展示だが、若沖の作品はさすが。写実がものすごい。木村一村の作品を思い出させた。タイル張りの作品で、象などを描いている屏風があったのだが、なんともいえない「凄味」があった。
 展覧会を見たあと、上野でmetroさんとお茶をした。いろいろ美術に関する興味深いお話が伺えてよかった。プライスコレクションと松方コレクション(国立西洋美術館のコレクション)の違いとか。(価値の定まってるものを集めたコレクションと、集めたものに価値があったコレクション・・・おおざっぱに言えば。)
●国立科学博物館のサイト・・・http://www.kahaku.go.jp/
●東京国立博物館のサイト・・・http://www.tnm.jp/jp/servlet/Con?pageId=X00/processId=00