muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

映画「バルトの楽園(がくえん)」

タイトルシーン

 昨日のことになるが、レンタルで映画「バルトの楽園(がくえん)」を見た。(監督・出目昌伸)
 徳島の捕虜収容所でベートーヴェンの「第九」を日本初演したお話だと思っていたのだが、第九の部分はそれほど大きく割かれているわけではなかった。
 おもしろかったし、うるうるした部分もあったのだが、人物の描かれ方が画一的なのが気になった。善人はあくまでも善人に描かれている。もっと人間っていろいろな陰があったりしない?
 第九は全曲演奏すると70分を超えるのだが、うまくカットして収めていた。
 エンディングではなぜかカラヤン指揮ベルリンフィルの第九と、(多分)国技館の「一万人の第九」の映像が交互に被って出現。