muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

Unitここにすわって公演「山崎でいくか崎山でいくか」

阿佐ヶ谷アルシェ入口

 阿佐ヶ谷の阿佐ヶ谷アルシェにて、Unitここにすわって惜春の公演「山崎でいくか崎山(さきやま)でいくか」千秋楽を観てきた。(作・演出 高橋大樹)
 同窓会をめぐる、友人たちの物語。山崎(崎山)が性転換して「女性」になって現れるというオチつき。セットは、「ばあちゃん」が死んで取り壊される寸前の、庭先。八重桜の苗が植えてある。
 小さな劇場なので、芝居(演技)の沸点が低いのはいいのだが、千秋楽というのに前半は演技がいまいちだった。(どこか浮ついている感じ。)後半になってかなり自然体になってきたが・・・。
 1時間半なのでそれほど長い舞台ではないが、ストーリーの盛り上がりに欠けるので、何度も時計を見てしまった。シチュエーションコメディということで、観客も笑っていたところが何カ所かあったが、僕は笑えなかった・・・。
 舞台中盤、みんなでトランプゲーム「大富豪」をするシーン、トランプを普通に配ると、そのままゲームが進行してそれが台本通りというのでちょっと驚いた。(事前にそうなるようにカードを配置してあったのか?)ゲームが1回きりならそれもありなんだけど、実際は2回目のゲームもあり、2回目も台本通りのような感じで大富豪が進行していったので驚いた。
 舞台終盤、ヤクザを追い払うシーンでは、握った500円玉をヤクザの目の前で潰してしまうというものだったが、あまり説得力なかったなぁ。
 阿佐ヶ谷アルシェで面白い芝居を見たことがなかったので、今回も期待せずに行ったが、やっぱりダメだった・・・。
 公演は終了している。