muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

肉筆浮世絵のすべて ほか4つの美術館

三井美術館入口

 いつもお世話になっているWaTaNaBeさんと一緒に、都内をいろいろ廻り展覧会を見てきた。以下、見てきた順。(東京都写真美術館だけ1人で行った。)
(1)「昭和」写真の1945-1989 第1部 オキュパイド・ジャパン(昭和20年代)(東京都写真美術館)
(2)大地への想い 水越武写真展(同上)
(3)天野尚写真展(同上)
(4)企画展 拓本の世界 ―3館所蔵善本碑帖展―「中国五千年 漢字の姿[フォルム]三井聴氷閣(ていひょうかく)拓本名帖の全貌」(三井記念美術館)
(5)肉筆浮世絵のすべて―その誕生から歌麿・北斎・広重まで―(出光美術館)
(6)【特別展】甘美なる聖母の画家ペルジーノ展 〜ラファエロが師と仰いだ神のごとき人〜(損保ジャパン東郷青児美術館)
 今日で2回目のペルジーノ展(あとはみんな初めて)以外の感想を記します。
●オキュパイド・ジャパン
 戦争の爪痕を撮影した写真多数。空襲のあと、黒こげ死体とか。復興の様子も記す。
●水越武
 自然写真。フィルターを通してちゃんと自己主張ができている感じ。迫力があり、美しかった。
●天野尚
 こちらも自然写真。全作品佐渡島の自然をテーマにしている。こちらは、画像自体があまりに鮮明でシャープなせいか、やや人工的な感じがして、違和感があった。(好き嫌いの問題なので、いい悪いではないが。)
 出品作1枚1枚にキャプションが付けられているので、読むのが一苦労・・・。
●三井聴氷閣
 先日東京国立博物館で見た展示と同企画。味わいのある拓本が多数出品されていた。古い時代の漢字でも、読める(判別できる)ものがいっぱいあるのは漢字圏の強み。
 ほかにも、常設展として茶道具などが展示されていた。この美術館に来るのは初めてだった。
●浮世絵
 出光美術館に来るのも今回初めて。版画でない、肉筆浮世絵の特集。美人画が多かった。喜多川歌麿もあった。あと、美人画ではないが葛飾北斎も出品されていた。いつもは浮世絵というと版画作品ばかり思い浮かぶが、認識を新たにした。
 あと、ムンクの油絵が3点(結構サイズの大きい裸婦画)と、ルオーの油絵が5点ほど展示されていて、収穫、収穫。
 今日は靖国神社へも行ったのだが、それは日を改めて書きたい。
 WaTaNaBeさん、今日はお疲れさまでした!