muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

借りぐらしのアリエッティ展 ほか8つの美術館

こどものにわ

 今日はお休みで、都内でいろいろ展覧会を見てきた。(1)〜(4)はマイミクのシネキチくんと鑑賞。あとは1人で行動。以下、見てきた順。
(1)借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展(東京都現代美術館)
(2)こどものにわ(同上)
(3)MOTコレクション「入口はこちら−なにがみえる?」(同上)
(4)日本美術のヴィーナス―浮世絵と近代美人画―(出光美術館)
(5)自分の番 いのちのバトン(相田みつを美術館)
(6)マザー・テレサ愛の世界展(日本橋三越)
(7)奈良の古寺と仏像〜會津八一のうたにのせて〜(三井記念美術館)
(8)水木しげる米寿記念 ゲゲゲ展(松屋銀座)
(9)マン・レイ展 知られざる創作の秘密(国立新美術館)
(10)オルセー美術館展2010「ポスト印象派」(同上)
(11)誇り高きデザイン 鍋島(サントリー美術館)
 初めて見たものに限って感想を記します。
●アリエッティ展
 MOT夏休み恒例の、ファミリー企画。朝一で行ったのに、すでに行列ができていた。
 思ったよりずっと良かったです。先に映画を観ていたので、「あのシーンがこれか・・・!!」みたいな驚きがいっぱいでした。種田陽平氏は映画美術家として有名な人。三谷幸喜作品や、スワロウテイル、キル・ビルなど話題作の美術をいっぱい担当している。
 造型が丁寧で、温かみのあるセットでした。行列ができるのも、むべなるかな。
●こどものにわ
 今日の写真はこの「こどものにわ」展から。(撮影可。)子どもが庭で遊ぶような、幻想的であったり、ジャンボサイズのサッカーゲーム(棒でくるくる操作する)だったり、いかにも遊び心満載の作品群だった。実際に触れられる作品も多かった。こういう試みはいいと思う。
●入口はこちら
 相変わらずレベルの高い常設展。今回はがらっと入れ替えがあり、いつもの、解説員と廻るツアーで行きたかったです。(今日は時間が合わず断念。)
 入口では、「WEB」と題された、蜘蛛の巣状の網に水滴のようなオブジェがいくつもくっついている作品が印象的だった。WWWのことなんだろうと推察。
 最後の部屋は、またしても宮島達男作品にお目にかかれなかった。
●ヴィーナス
 北斎や歌麿などの浮世絵美人画。伊藤深水や鏑木清方、上村松園など、近代の美人画も充実していた。
 浮世絵は独特の世界があるねぇ。当時の風俗と相まって、江戸時代の美人や遊郭に思いをはせた。
●マザー・テレサ
 今日が会期初日。13:20くらいに訪れたら、14:00からアグネス・チャンのトークショーがあるとかで、結構大勢の人が行列していた。僕はもちろんスルー。アグネス・チャンにマザー・テレサを語られても・・・。
 マザー・テレサの遺品などもあったが、ほとんどは写真展でした。ちょっと拍子抜け・・・。マザー・テレサの言葉は深かったです。故ダイアナ妃と手を繋いでいる写真もあって微笑ましかった。しかし、写真を撮った3ヶ月後には2人とも亡くなってしまうのでした・・・。
●ゲゲゲ展
 昨日、iPhoneのネットニュースでやることを知り、訪れてみた。こちらも今日が会期初日。混み合ってはいたが、待ち時間は無しで入れた。
 水木しげるの妖怪のオブジェなどもあったが、どちらかと言えば原画展。ゲゲゲの鬼太郎など。絵の近くには人垣の列がびっしりだったため、遠目で済ませた。
 ゲゲゲの鬼太郎の主題歌を流しているDVDが上映していて、思わず口ずさんでしまった。
●鍋島
 こちらも今日が会期初日。鍋島は、鍋島藩が作る焼き物。将軍や諸大名への献上品として作られた。
 何とも言えない味わいがある。器の形や意匠もさまざまで、広がりを感じさせた。民間で焼かれたものも展示、対比させていた。うさぎの焼き物に、三日月がかかる皿は、小憎らしいほどだった。
 音声ガイドを利用。鍋島焼の多様性が分かり、結構よかった。
 今日はお盆前の平日だったが、どの美術館もかなり混んでいた。オルセー美術館展は、1時間待ちだった。