muroyanの日記

ピアニスト、作曲・編曲家、むろやんのブログ

映画「チルソクの夏」

パッケージ

(今日のブログは、映画「チルソクの夏」に関するネタバレがあります。)
 DVDで、映画「チルソクの夏」を見た。(監督・脚本 佐々部清)
 携帯もメールもない1977年の釜山、下関を舞台に、交流陸上大会で年に一回、七夕(韓国語でチルソク)の逢瀬を心待ちにする韓国少年、日本少女の淡い初恋物語。文科省選定映画だったりする。
 なんだかとても甘酸っぱい物語である。ピンクレディーの歌を歌ったり、お父さん役で山本譲二が流しの歌手ででていたり、それがその頃出始めの「カラオケ」の流行で職を失ったり・・・。時代描写が快い。
 若い俳優たちの初々しい演技がよかった。
 ただ、セリフ中に「38度線で〜」とか「南と北が〜」とか政治的なことを言わせるのはちょっと気に入らなかった。そういうのは映画を観て観客が自然と思いをはせらせるように作るのがいいと思うので。
 きゅんとしたくなる人にはお勧め。
●映画「チルソクの夏」公式サイト・・・http://www.chirusoku.jp/